だんだんと色付く春の農園や *今日はこの一句です
Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春の新着ブログ記事
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ふり仰ぐ星のかたちや初燕
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ペチャクチャと声甲高き初燕 ※今日は、この一句です。
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後戻り利かぬ年齢重ねては我はおおよそどの辺りや知り ※今日は、この一首です。
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浮かぶもの何もなけれど春の空 ※今日は投稿のみです。
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今日は早アシナガバチの姿見ゆ ※今日はこの一句です。
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コロナ禍の収まらぬままロシア禍にこの世の地獄ウクライナかな 日本にもかつては地獄ありにしを知らぬ顔なる現代日本 ※都合で、皆さんのブログへ小まめに訪問出来なくなりました。どうぞ、悪しからず。
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スマホにて初投稿の新学期 広い部屋噛みしめており新居にて今まで如何に狭き部屋なる
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まだらなる残躯のごとき桜木や 梢にはなお散り果てぬ桜かな
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花散ってスタートしたる今年度 青空の下なる桜吹雪かな
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一年に三十万の出費なり抗ガン剤は高額なりき ※今日はこの一首です。
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洗濯機毛布の汚水流しけり二槽式は衣服にやさし 青春という語に浮かれたる人よ面映ゆしかな生は重かり
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日本 革命の好きな国民性 革命も結構だが、社会革命というような、大仰なものではなくて まずは、自己革命をやって欲しいものである ○ 英語圏の人々は、自分の発音の良さを、鼻に掛け過ぎている。 ○ 紛争の絶えぬ世界 ウクライナ情勢だけではない ミャンマー内戦
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桜吹雪撮らんとすれど難しき ※今日はこの一句です
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華やぎやここ両日の桜かな 気が付けば花は盛りを過ぎにけり
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春の日をなんだかんだで寝て過ごす 満開の桜の下の憂鬱や
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青空が見えねば花は撮らぬなり 生活はギリギリなれど生きており時には笑ふことさえ忘れず
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溜め息を吐くことありて花を見ず
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生き物は生き物よりや生を受く授かりたるはたましいなりき この世には自然と人為の営為あり日本はこれらを一つにしたる 開花より五日ばかりで四分咲きか
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春なれば動き出だせる生き物や ※今日はこの一句です
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独裁者たった一人の戦争に諫める部下の居らぬが哀し 紛争のけして止まざるこの世かは人とはかくも闘争好きや
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世界には戦火の絶えぬ火種あり人の心の暗き場所なり 嘆けとて世界の紛争止まざりきしかして思ふ人とは何ぞ
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モクレンか辛夷かどうか知らねども春を告げたる花とは知れり ※今日はこの一首です
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コレルリの音楽は自省のために リストの音楽は歓衆のために ビゼーの音楽は女のために
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春なれば今日一日を寝て過ごす ※ついさっき起きたばかりです
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背後にはアメリカロシアの構図あり優等生と不良のもつれ あちこちで花咲き初むる町中や 振り上げられた拳は空しい
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じつは、わたしは40代になるまで、ブラームスについては、しっかりと聞く機会を持たなかった。 ブラームスのバイオリン協奏曲やピアノ協奏曲が、こんなに良いものだとは、CDを買って聞くまで、気が付かなかった。わたしは、ブラームスについては、何故か、交響曲ばかりに目が行ってしまっていたのである。 その交響... 続きをみる
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好みから行くと、わたしはショパンの方が好きである。 ショパンは詩人で、シューマンは芸術家であるとは、誰かが言った有名なことばだそうだが、どうも、わたしは詩人が好みであるらしい。 ショパンを聞いていると、誰か理想的な聴者でも良いが、そうした人が傍らに立って、一緒にその音楽を聞いてくれるという気がする... 続きをみる
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今日はさて何も浮かばぬ日となりぬこんな日もあって良きかな ※こんな一日でした。
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あな愚か国連総長軽々に核戦争などと言うなかれかし 国連を信ずるものにあらざれどそれでも口の軽きに過ぎる 風立ちぬ今年は花の早きかな
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権力者権力に酔うおのずから人の理念に酔うがごとくに ダイヤモンド散らかるごとく春の池
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我が首を絞めるがごとく愚かなる道を歩める人類ならん 異国では銃声止まぬ日々なれどうららかな陽を浴び日本
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立ち位置のけして変わらぬボブ・ディランさまようごとく風に吹かれて ※今日はこの一首です
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あはれあはれ戦場に立つ兵士たちいかなる故の戦争か知らず 独裁者一人のための戦争に幾万人の墓標立ちたる 連日の異国の便り苦々し
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3回目のコロナワクチン接種を受けてから、1週間経ちました。 副反応としては、接種部に一週間くらい少し疼くような痛みがあったくらいで、今日になったら、それもほとんど引きまして、他には特段、ご報告するような症状はありませんでした。 ワクチンが3回ともファイザーだったから、かも知れません。 ただ、報道を... 続きをみる
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かなり以前の記事でも、触れたのだが、リパッティという早逝したピアニストがいたのだが、この人の演奏は、グールドやグルダ、ミケランジェリ、ホロヴィッツと同じくらい、または、それ以上によく聴いている。 この人は、コルトーというピアニストがショパン・コンクールの審査員だったとき、リパッティを第一位に推した... 続きをみる
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不思議な本である。 西洋音楽史とLP盤のクラシック名演奏集が一体になったような本であるが、およそ、この本の半分を割いている、バッハ以前のクラシックにのLP盤は、この本が新潮社から発刊されている頃に、すでに、ほとんど廃盤になっている。 わたしは、何を隠そう、この本で、クラシック音楽を聴く、手ほどきを... 続きをみる
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「Masters Of The Strings」と銘打った、10枚組の廉価版のCDを通販で買った。 もっとも新しい録音で1936年という年代ものだから、音質は、当然のごとく期待していなかったが、エンジニアたちの努力の成果だろうか、それなりの音がするのには、驚いた。 ヴァイオリニストを見ていくと、メ... 続きをみる
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ベートーヴェンが表現することに成功した、この言わば、精神の極致の手応えは、じつに確かなものなので、およそ、精神というものに少しでも、興味を抱くような人なら、この音楽に接して、何かを得られないということは、かんがえられないような音楽である。 ○ そうして、ベートーヴェンの生きた時代を思い合... 続きをみる
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何と言うことはないのですが、プロフィール画像を変えてみました。 画像は、わたしが描いた「ゲーテ」です。
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これら東洋精神の精髄を表現していると言われる音楽のそれぞれは、それだけでも、驚くべくことなのだが、それらが、西洋音楽のイディオムの枠組からまったく逸脱せずに、完璧に成立している様を、見て、驚嘆しない方がどうかしていると、言える音楽である。 ○ このベートーヴェンの諸作品から見ても、楽器に... 続きをみる
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コロナワクチンの3回目を接種しました。3回ともファイザーでした。 1,2回とも大した副反応は出ませんでしたが、今回は、どうでしょうか? それでも、まだ、手指消毒とマスクは欠かせませんが。 来年度になったら、少しはコロナ禍から解放されていることを願っています。 それにしても、ウクライナ情勢が気に掛か... 続きをみる
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意味のない戦争の起こるこの世かは意味あるいくさも御免なれども 独裁者一人<いちにん>に拠る戦争は如何なる仕儀となりにけるかな
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名ピアニストホロヴィッツは、自分がキエフ出身であることを、生涯誇りと、していたそうである。 キエフは、ソ連邦の頃から、いや、それ以前からも、世界屈指の美しい都として、有名だった。 じつは、ホロヴィッツは、生粋のキエフっ子ではなく、キエフ近郊の生まれなのだそうだが、ホロヴィッツが自分はキエフ生まれだ... 続きをみる
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アメリカの政府の高官が、プーチンの精神状態に疑問符を投げかけているようだが、映像で見る限り、肉体的にもダメージを負っているようで、プーチンによるロシアの政府体制は、もう、これ以上長くは続かないと見て、間違いないようだ。 ただ、プーチンの後には、誰がロシアを率いることになるのだろうか。 ロシアでは、... 続きをみる
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ここ両日、ネット環境がおかしい。 トヨタは、国内全工場の稼働を停止すると、発表した。なんでも、取引先へのサイバー攻撃が原因らしいが、なんとも、不思議な原因である。 わたしのパソコンも、何だか調子が悪い。 これも、ウクライナ情勢が絡んでいるような気がする。
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花待てど屈託したる胸の内 ※今日はこれだけしか浮かびません
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プーチンはやり過ぎなりきこの戦争国際世論見くびっており この男計算違いしておりぬ今が時かは世界沈黙
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センチメンタリズム 人間よりも犬猫を大事にしたがる。 ○ また、純粋さが好きな人は、得てして、自分が純粋であることを言い立てるか、人にそう言って貰いたいか、もしくは、「人が、死にそうか、死んでいるというのに詩を書くようなことは、私には出来ない」というようなセンチメンタルな言葉を、好むもの... 続きをみる
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報道で、プーチンの言い分を聞いていて、徳川家康の言葉を思い出した。「真らしき嘘は真なり、嘘らしき真は嘘なり」と。 プーチンの言い分は、嘘にまみれていると欧米側が言うのは、本当だろう。 だが、湾岸戦争のとき、アメリカが、フセインは大量破壊兵器を持っているという口実で、戦争を仕掛けたのは、どうであった... 続きをみる
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ことばの定義について、やかましく言い立てる人がいる。その人は、言葉を大事にしているわけではなく、単に論争好きな性格であるに過ぎないものである。 ○ 例えば、私心がない人という言い方があるが、これは比喩なので、厳密に言えば、本当に、まったく私心がない人というのなら、それこそ食べることも出来... 続きをみる
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今冬の電気代ちと高過ぎる ストーブの要らぬ季節の恋しけり
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花に霜季は緩やかに変わり行く 梅が香の古めかしきを知る人や
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隣家より少し古風な梅が香や ※今日はこの一句です。
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梅の花さきに香りの届きけり 梅が香に立ち止まれども花を見ず 立ち込める梅の香見れば十余輪 ほのほのと昭和を思ふ梅が香や
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女 責任は、こちらではなく、そちらにある。 男 責任は、こちらにあるのは、分かっているが、どうか曖昧にして欲しい。
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西郷隆盛 偉大な人ほど、傍らから見ると滑稽であるようだ。 ○ この人は、史実に拠る限り、およそ外見上の威厳というものを、まるで持たなかった人で、上野公園の有名な銅像などは、全くのうその皮である。 ○ 西郷という人格には、正面から挑もうとすると、此方が砕けてしまう。 歴史上の破... 続きをみる
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見上ぐれば枝の先なる梅の花 庇より顔出だしたる梅の花 鳥啼きて幾度も見上ぐ春の空
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黒山の向こうに聳ゆ雪山や オリンピッククルクルクルクルスノーボード 梅の花昭和の香るごとく咲き 在りし日の昭和を思う梅が香や
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威張る人 「私は君方とは、まるで違う。」 独りよがりな人 「私の悲しい気持ちは、誰にも分かりはしない。」 わがままな人 「私の喜びを、あなた方も喜ぶべきだ。」 分かっていない人 「私の知らないことは、何もない。」 失礼な人 「君の顔は、偏差値でいくとOO点くらいだね。」
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ベートーヴェン 後期のカルテット これほど永遠ということばを、実質あるものとして、感じさせる音楽は他にない ○ 驚くべきことに、この音楽には始まりもなければ、終わりもない ○ 音楽が鳴っているところで、沈黙し、音楽が沈黙するところで、鳴っている ○ わたしは、この音楽... 続きをみる
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如才なく身を引く女はんなりと暖簾をくぐるいともあでやか 直立す辛夷の花や散歩道
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男の脳はたいがいYes 女の脳はほとんどNo ○ 大きな事を言いたがる小さな人 小さな事で満足する大きな人
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そこそこに食っては行ける時代なりこころのいくさ果てしなけれど やわらかな芽を次々と猫柳
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ネットで調べたら、オスのジョウビタキだそうです。ちょこまかとよく動くので、カメラに収めるのが大変でした。 やはり、動物界では、メスよりオスの方が華やかな色をしています。
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雀の子向きを違えず顔並べ 日本は重たき雪に覆われて
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第六番は、ブランデンブルグの中でも、もっとも渋い、鄙びた曲と言って良いと思う。 編成に、ヴァイオリンが入っていないこともあって、軽快さに欠けた、悪く言えば、鈍重な印象を与える曲である。 わたしは、色々な人の指揮でこの曲を聴いたのだが、その中でも、一番ピッタリと耳に響いたのが、レオンハルトという人の... 続きをみる
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ヨーヨーの上手き子たちや新学期 遅き朝いつまでかぶる蒲団かな
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あらためて思ひを起こすことありて本のホコリをはらいて読みぬ ハモニカを吹く子何処に冬の川
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冬なれど山の見えざる曇り日や 行く秋やアコーディオンの鳴る町に
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遠き山雲隠れせし春一日 風に割れる雲輝かす冬陽かな
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道 昔、日本の道は世界有数の悪路だった ○ 今でこそ、それなりに道として整備されてきたが、日本は、昔、馬車ではなく牛車だった もし、馬車にしようとしたら、すぐに転倒してしまったであろう ○ 道はアップダウンが多く、細く、でこぼこしていて、雨が降るとすぐぬかるんで、立ち往生する ... 続きをみる
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曇なれど良き日なりけり春近し 極楽という名の町を春散歩
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古今集の歌に、暦とずれた季節のおもしろさを詠んだ和歌がある。人為的に作られた暦は、季節と、必ずしも一致しないのが通例で、そこにおかしみを見ようとするのだが、なんとも、軽い趣向ではある。 ○ そうして、また、そうではなくて、暦通りの季節の変化を、望んで止まないいくらかの人がいるが、ある強張... 続きをみる
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失恋 世界が閉じる衝撃 ただ これはごくごく当たり前な日常茶飯事の一つ ○ 実業家 現代の実業家の話を聞いていると、この人は実業家と言うより、極め付けの詩人だなと、よく思うことがある。 スティーブ・ジョブズ 本田宗一郎 ○ 批評とは行き止まりの詩である
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咳一つオミクロンかと疑ひぬ ヒヨドリやカラスの下に止まりけり <秋> 見上げればうごめいておりカラスの巣 <春>
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批評を批評する愚かさ ○ ただ、小林秀雄については、問題ない。この人は批評家というより、詩人である。 ○ 小林については、ある抜き難い誤解がある。論が跳ぶという誤解である。よく読んでほしい。小林の論考は、すばやく話柄を変えるので、論が跳ぶのではない。理に穴が空いているような、浅... 続きをみる
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寒風の少しゆるみてカラス鳴く ※今日はこの一句です
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最近、ある製薬会社が、水虫の薬に睡眠導入剤が混ざっていたのを流通させてしまい、その薬を飲んだ人たちが、自動車事故などを起こして、問題になる事件があった。 日本の製薬会社で、そんなことが起こったかと、その事件を聞いたときは、半ば信じられない思いだったが、近頃になって、その事件の余波が、自分の身に振り... 続きをみる
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今冬は驚かされし電気代 二槽式かじかむ指を堪えてむ
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ウクライナ情勢 世界はいつもキナ臭い ○ 儒教経典で、五経とは言うが、もう一つ「楽経」という経典があった事が、知られている。この楽経を合わせて六経と言うこともある。楽経とは、音楽によって、民を教化しようとした、とても不思議な経典である。この楽経が見つかれば、世紀の発見になるかも知れぬ。け... 続きをみる
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事故ありし通勤路なり冬鴉 どこまでも真っ直ぐな道冬の道
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※シリーズの間が空いてしまいました。 さて、こう書いてきたところで、このシリーズの一番始めに言及した、隠居について、さらに詳しく述べる番が来たように思う。 思うに、隠居というものは、世の中また社会から絶妙な距離を保っている人ではなかろうか。 今、断捨離ということが流行りであるが、隠居は言わば、自ら... 続きをみる
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暦には農事漁業の二つあり農事ばかりが暦にあらず 取り急ぎ雪の便りに返信す 立木ありてすべからく葉を落としけり
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憂鬱は底の知れないものと知る蓋をするのは笑いなりけり 雪よりも真白き冬陽差し込みぬ 名も知らぬ冬鳥なれどうつくしき
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絵を見るより、絵の前で語る人の方が多い。また、音楽を聴くより、音楽をバックに語る人の方が多い ○ 絵を見て、黙る人は少ない。音楽を聴いて黙する人も稀である。詩を読んで黙る人はもっと少ない。
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方言はおもしろいものである。ある地方は、必ず、その土地に根付いた方言というものを持っている。東京も例外ではないので、べらんめえ調の東京弁は、話す人が少なくなったとは言え、やはり、方言である事に変わりはない。 それで、個性というものが、真似しようがないように、方言も、その通りであって、ある方言を真似... 続きをみる
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過去になき津波の起きしメカニズム空振なりと説明さるる 冬の夜月まん丸く町照らす
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雪の日やみなそれぞれに閉じこもり 東北や真白き雪に閉ざされて
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日本は巨大な寒気に覆われて かじかんだ指にもスマホ反応し
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雨止んで町輝ける冬陽かな 雪やみて光散らばる朝の町
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初雪や家を飛び出す子どもかな 寒風のその直中を飛ぶカラス
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かじかんだ指の先なるスマホかな 雨止みて雪となりぬる夜の町 ※このところ俳句ばかりが浮かびます
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年明けて自損事故せし弟や ※実話です
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年明けや神社の水のきよらかさ ※今日はこの一句です
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冬の鳥真っ直ぐ空を飛んで行き 予め計を立てたる年はなく
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年明けていつもの宮に向かふわれ 年明けて何処に行くや我が思ひ
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正月や晴れ渡りたる三が日 磨かれてぬっと立ちたる春の句碑
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どれほど写りの良い鏡であろうと、自分で鏡を覗き過ぎる人は、その姿が歪まざるを得ない。 ○ 宮本武蔵に次のような言葉がある。敵合い如何に遠ざかりたるとも、近くに見る目。敵合い如何に近寄りたるとも、遠くに見る目。如何様なるとも、うらやかに見る目、これ第一也と。 ○ 目そのものになる... 続きをみる