抗ガン剤進化スピード畏るべし数十年前寝たきりなるに 仕事には差し障らぬを驚くや抗ガン剤はかくも優秀 抗ガン剤数値見事に下がりけり体調すこぶる良しに喜ぶ 飲むくすり分子標的薬なりと噂に聞けどまことに元気 点滴はなしに経口薬のみでガンを叩けり有り難きかな
2023年6月のブログ記事
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名前をうっかり忘れてしまったが、古代ギリシアで、上記の題名の本を書いた賢人がいた。 およそ、人というのは、どんな時代であっても、人間としてのタイプというものは一緒のようで、この賢人によって書かれた、悪い方の性格のタイプは、すべて、この短い性格序説の中で、言い尽くされているようである。 〇... 続きをみる
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炎天下頭に何も浮かばざる 一陣の冷風うれし自動ドア
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梅雨半ば巨霊のごとく山聳ゆ 喩ふれば顰めっ面の梅雨空や
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装った心は装いに惹かれる 個性を掴むのは個性である 本物は本物を掴もうとする では、本物は偽物を見抜くか これはしかし、言い切れるものではない 〇 歴史の実像、言葉に迷わされない方が良い 歴史はどの歴史であれ、今では、跡形もなく消え去っている 残っているのは、言葉と絵と映像、それも部分だ... 続きをみる
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青い川青い山より流れ来る 秀秋<ほしゅう> わたしの作った句で、この句は、最近の収穫だなと思っている。 青い山が季語で、季節は春である。 川の青を碧にしようかと思ったが、二つ続けた方がおもしろいと思ったので、そうした。 この句は、あるひらめきで、できた。郊外で見た、青空を映したきれいな川が、脳裏に... 続きをみる
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自我の強さと心の強さ、どちらを選べと言われれば、ほとんどの日本人は心の強さの方を選ぶのではなかろうか。 わたしは、とても不審なのだが、この二つのものを、同じものと見做す混迷した見解が、依然として、まかり通っているような気がするのだが。 前の記事で、個性の強さというものと自我の強さは、違うということ... 続きをみる
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梅雨晴れや日傘代わりの雨傘を 梅雨半ば晴れるか降るか忙しき
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吊り革やこのほど長短できたりし乗客の声届きしかとや 伝へたき言葉はあれど伝はらぬその心こそ誠なるかな 伝はらぬ言葉こそなり伝へたき言葉といふは世の常なりしが
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うつくしき月を見るときさらに思ふ天衣無縫の君の言の葉 財産も地位年齢も気に掛けぬ君の言の葉われをつらぬく
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山なみや四重五重に霞みけり 印象に残る絵なれど画家知らずわれは名画と思ひけれども
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熱を出し仕事を休む夏至間近 ※今日はこの一句です
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計算はかんがえることにあらざりし人の生きるに合理などなし 夕焼けの中に佇む人のごとく君の思い出かくも切なし
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わたしは、政治的には左派でも、しっかりしている人は認める人間である。例えば、市川房枝という人が居たが、わたしはこの人は立派な人物だったと思っている。 その市川さんは、民主主義には、権利と義務が欠かせないと、口を酸っぱくして言っていたものだった。 そうなのである。権利とか人権とかだけではなく、同時に... 続きをみる
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AIは計算すれど考へぬ身を以てこそ直にかむかへ 米中の対話始まり慶賀なる習近平と話すや否や
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地下鉄や徐々に増えたるノーマスク 伯母逝きて北海道に香典を大往生か九十六にて
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AIに人格ありや個性やは身体持たぬ言葉出来 AIは言葉遊びに向きけれど思想思考を預くべからず
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人物と呼ばれるような人は、ほぼ例外なく、個性的なものである。これは、どの国のどの人物にも言えることで、洋の東西の別はない。それで、欧米人を見ていて、不思議に思うのは、彼らの考えでは、自我確立することと個性の強さとを、どうも、一緒のものだと見做しているところである。 結論から、先に言えば、個性の強さ... 続きをみる
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窓の外小鳥遊べり青もみじ 水田やひとり佇む女かな
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梅雨の入りさびれた東岡崎ビル スマホより愛する人の出来た夏
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じぶんが心の底から、感動したものというと、本とCDということになって、映画や食べ物などで、心から感動したものというものが、まったくといって良いほどない。絵画などは、わたしにとっては、その中間に当たるだろうか。 わたしの家は、事実、貧しかったのだが、7人兄弟中5人は大学へ行かせる経済力はあったから、... 続きをみる
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愛平和呪文のごとく唱えれどしあわせ何処平安どこに 客観的客観的と言いたれど主観ならざる客観はなし 道もなき暗き世なれど月光のごとく明るき君のほほ笑み
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鳴く声に立ち止まれども影見えず聞いたことなき鳥の声なる ぬばたまの夜に澄み渡る月光のごとく明るき君を思ふや
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思い掛けず近くに聞こゆピアノかな梅雨盛りなる通勤途中で ひさかたの月光のごとき笑まいせし君を思ひて道をさまよふ
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6.4の日に思ふなり民主主義 稲妻や汀女の作句ちらつきぬ 梅雨の入り浮かぶ句風の湿り気や
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安倍晋三 総合的な実力者 菅義偉 寡黙な実行家 岸田文雄 幸運な堅実家 思うに、運も実力のうち
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6.2はごくごく稀な豪雨らしきさもありなんかかの日大安 朝ツバメ低く飛びたり午後は雨
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借金は国民一人いくらなりと日本の資産何処に消えし 夏の池水平に飛ぶ白い鳥
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つまらないテレビ眺めてくだらない小言言いけり一人身なれば つめたきかぬるきかどうか知らねども湧く水一つわれ見つけたり
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梅雨の入り列島豪雨襲いけり この豪雨何と名付くや6.2豪雨 ※被災された方々には、お見舞い申し上げます
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マスコミにたぶらかされて幾年月アメリカ借金日本の十倍 この年も共和民主のプロレスはどちらも譲り元の鞘にや 日本は経済大国さりながら鼻輪の付きし牛のごとくや
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国難に国債使はぬ国ありや財務四条ありと言へども 使ふべき秋に使ふは国債や少子化まこと国難なりし 報道は九条言へど財務四条まるで触れざり何故なるか 九条を下支えする財務四条念を入れたる硬性憲法 国防を学者に任す国ありや平和はことばの綾にあらざり
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梅雨入りをしたと思いや台風か 弱まれどやはり台風南無三や 台風の予報はなかなか外れぬを弱まることを祈りてやまず