エッセイ ヴァイオリンの巨匠たち
「Masters Of The Strings」と銘打った、10枚組の廉価版のCDを通販で買った。
もっとも新しい録音で1936年という年代ものだから、音質は、当然のごとく期待していなかったが、エンジニアたちの努力の成果だろうか、それなりの音がするのには、驚いた。
ヴァイオリニストを見ていくと、メニューイン、フーベルマン、シゲティ、ハイフェッツ、クライスラー、オイストラフ、etc.と名だたる巨匠たちが名前を連ねている。
ともかくも、ヴァイオリニストは、演奏寿命が短い。良く持って、60代の半ばくらいまでである。ここら辺が、ピアノなどの楽器と、大きく違うところだろう。
旋律で、人を酔わせる楽器と、楽曲の構造で、人を目覚めさせる楽器との、違いというものなのだろう。
今は、聞き出したばかりのところである。それぞれの巨匠たちが、どんな表情を見せてくれるか、楽しみである。
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