Hideの俳句 <黄砂>
黄砂来てレンズで覗くごとき陽や 日の差せど黄砂が覆う山山や 春の朝黄砂で見えぬ遠き山
Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春
文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正
黄砂来てレンズで覗くごとき陽や 日の差せど黄砂が覆う山山や 春の朝黄砂で見えぬ遠き山
春の海小さき者の浜遊び ウグイスの声のみ聞こゆゆかしさよ
厚着薄着それぞれなりし春半ば どの人の手にもスマホや春電車 マスクせぬ者われのみや電車内
春雨や池にはボートを漕ぐ姿 春の雨人まちまちの装いや 降り止みて町うるおいぬ春の雨
音立てて鳩飛び立ちぬ春の駅 ホームより西を臨めばけぶる山
やわらいだ日を浴び今日のさくらかな 散りぎわを心得たりし山桜 北上すさくら前線花見客
情けあるもののごとくに春の雨 水ぬるみ小鳥は繁く鳴いており
幾重にも連なる青き山山や 龍のごとき天橋立見し春や
青い川青い山より流れ来る 白い鳥羽ばたき降りぬ春の池
稜線のぼやけて見ゆる春の雨 三月のあれは何の葉緑の田
われ一人マスクを外す電車かな 丸池や冷たき雨のその中に
鮮烈な朝の空気をユキヤナギ 新しき光を浴びてはなももや 愛知県見るたび思ふ蟹なりと
池の上を鳥飛び交いぬ春の午後 しばらくは充電期間春休み
ウグイスの姿見えねど春は来ぬ 春の朝林を映す池ありぬ ウグイスの声に驚く通勤路
H3見果てぬ夢を春の月 声すれど名前分からぬ春の鳥
見上げれば春の満月ひんがしに 音立てて飛んで行くなり春のハト 何事もなき春の日の満月や
ひまわりやゴッホのにほひ立ちこめる ゴーギャンの赤は血の色秋日暮れ
吊り革の行儀正しく揺れる春 どこか一つ腫れもののありマスク下
道路よりハクセキレイは電線へ 春間近西日に低くなびく雲
流されて行方知らざるはぐれ雲 枯れてなほ吹く風に立つ芒かな
春の池ボート一艘急ぎ行く 丘の上遠くけぶれる春の町
遠望す西には冬の平山や 小鳥遊ぶ空には鷹の気配なし
冬の三河猛禽類が上空を 踊るごとくハクセキレイはすぐ脇を
ハト鳴いて冬の広場に飛び降りぬ 尾張では裸祭りがもうそこに
冬の朝大きな池にボート二艘 見上げれば駅の屋根にはジョウビタキ
山ありて動くことなきめでたさよ <新年> 帰り道冬の夕日はあかあかと
冬の街大きな池を取り囲む 大安や明るき朝の冬陽差し
荒畑に雀群れなすにぎわいや うす曇り山ほの見ゆる冬の朝
それぞれに夢の中なる冬の夜 雁一羽東の空に飛んで行き
冬雀びっしり並ぶ電線や 池の面固く動かぬ冬日かな
霞む池五六羽雁の飛び立ちぬ 冬の池鏡のごとく日を写し
平凡な山笑ふ日の待ち遠し 春浅きけだるき午後の光かな
山肌のつぶさに見ゆる冬の朝 ほの見える山の向こうの雪山や
正月や急ぎ足にて過ぎにけり 正月の忙しく過ぎて月さやか
旧友と三年振りの新年会 賀状にて年賀じまいをする人や
正月や机の上は散らかりて 三が日ときおり急ぐ車かな 新年の計は変わらず立てねども
お年玉あげる相手のおらざりき 窓開けておだしき初日差し込みぬ ※今年もよろしくお願いします
次世代のスマホに換えるクリスマス ※今日はこの一句です。
冬の日や御嶽山のあらわれる 冬の雨帰りがけには日の差しぬ
気がつけばハクセキレイがすぐ脇を 臨み見る遠き高山雪かぶる
わが町を冬の霧雨包みけり 着ぶくれて悪友目ざとく指摘せり 熊本に雪降るらしき予報なり
歳末や喪中はがきが五六枚 詩のごとき風景なりぬ残し柿
桜桃忌季語という語のゆかしさよ 「夏」 親鸞忌われは宗派にあらざれど
冬の朝大きな池をカラス舞う とくちょうのある声なりし風邪引く子
一葉忌思ひを寄せる人ありぬ 山なみの稜線のみの見ゆる冬
興に乗り句をひねりたる冬半ば 鳴き交わすハクセキレイや三河駅
残り柿つついておりぬ雀かな 新鮮な朝の空気や霜降りて
糠漬けを食べたる冬の調子よし 納豆を欠かさぬ日々の冬に入り
磨かれしごとく聳ゆる秋の富士 コロナにて中吊り広告わびしかり
見上げれば柿の実つつく雀かな 見上げれば動かずにいるいわし雲
外灯や蜘蛛の巣照らす池の端 <夏> 雨上がり山なみ白い息を吐き <冬>
片雲やしばらく秋日さえぎりぬ 短日や線路の上のカラスかな
にほひ立つごとくさやけし路次の花 広がりや池の下なる秋の町
行く秋や雲の上なる航空機 令和四年穏しき秋の長きかな
秋なれど俳句浮かばぬこのところ
秋の朝雨は清げに降りにけり 秋の雨思ひはちょうど良きほどに 雨なれど番いのスズメせわしなき
バスを待つ夕暮れ時の秋深し 紅葉や北から順に降りて来し
鷺十羽憂えるごとく秋の川 一木に二百はありぬ人の柿
渡り鳥青き山脈越えてけり 曼珠沙華跡形もなく切り取られ どこまでも高き空へと白き鳥
百個ほど柿実りたる人の庭 見晴るかす山の上には雁の群 世界中駅の広場はハト群れる <無季>
ありふれた風景なれど秋来たり 西日差し夏の名残りの雲懸かる 残光はオレンジ色の秋日暮れ
散らかりてなほあまりある庭紅葉 ※庭紅葉はわたしの造語です。 秋の池無数の円を描く雨
秋風の枝いっせいに揺らす山 秋の空不思議な雲の懸かりけり
ハクセキレイ踊るごとくにちょこまかと 夕暮れの黒き池には秋の雨
野分去り空は絹布の散るごとし 路傍には燃え立つごとく彼岸花
曼珠沙華蝶嬉々として飛び回る 秋の風池は面を輝かし 栗を踏み中身取り出すこと学び
野分去り西には青き空のぞき 一本は群れから離れ曼珠沙華 曼珠沙華庭の先よりはみ出しぬ
野分去れど山には黒き雲懸かり ふと気付く路傍の陰の彼岸花
野分来て空一面の雲動く 野分来て知らぬ間に気が昂ぶりぬ
帰り道車で秋の夜超特急 ※今日は、この一句です。
見上げればビルの谷間に昼の月 赤とんぼ行きつ戻りつ流されて
うす曇り鈍色かたし秋の池 人知れず夜を徹して虫の声
豁然と辺り広がる秋の橋 赤とんぼわたしが歩くその先を
あの山の向こうに浮かぶ秋の雲 細き道ひらりと過るアゲハ蝶
深夜にて命奏でる虫の声 都会なるビルの部屋にも虫の声 寝静まる夜をいろどる秋の虫
あの山の稜線を越え秋の風 湖の向こう岸より秋の風
刺激なき毎日なれど風戦ぐ 民放のメインアナ元NHK
世に俳句多しと言えど佳句や希 稲妻や砲弾炸裂するごとく 北風の遮るものもなき野原
この暑さ田んぼの稲はよろこびぬ もの言わぬ自販機うれし炎天下 <再掲>
愚痴を言う相手も居らず梅雨半ば 紫陽花やひとひらごとに雫乗せ
岸田総理花はあれども実は如何に 梅雨の入り細かな雨の降りしきり
一日を寝て過ごしたり梅雨の入り
ハト蜻蛉電車来たりて飛びにけり 蜻蛉の羽根安らげる枕木や
特急や口開けて寝る女あり ※今日は、この一句です。
平凡な雲浮かびたる夏の空 西日さす電車の中の涼しさや
パソコンに振り回されし夏の夜 ※今日は、この一句です
鈍色の空の果てなる西日かな <無季句> ※今日は、この一句です。
来客のありて開くや夏の扉 ※今日は、この一句です
通勤路ボタンの花はいずこにや ※今日は、この一句です。
とりどりに夏の花咲く通勤路 バラアイリス咲き誇りたる隣家かな
スーパーの弁当に飽く春日暮れ ※今日は、この一句です。
初夏なれど気温の下がる予報なり 五月晴れその次の日の雨模様 詩心ありても詩は出来ぬ言葉によりてぞ詩とはなりぬる
哲学はしばらく脇へ杜若 時潰すランドリーにて夏間近
咳一つすれどもしずか電車内 いつの間にツツジ枯れ果てけるやらん
包み込むさびれた町を春の雨 今日は、この一句です。
春風に漣の立つ貯水池や 春雨の音を聞きたしサラサラと
春雨や傘を畳んで歩く道 春雨やビル並ぶ町濡らしけり
春進みおかしな人とも出会う駅 ひとけなき公園なりし春の朝 ※やっと、皆さんのブログを訪問できるようになりました。訪問できなかった間、niceやタグを押して頂いた方々には、お礼を申し上げます。まことにありがとうございました。
春なれど日差しは夏の日のごとし 海岸の四阿さびれ秋日暮
日当たりて春気地表に充満す 春の日や川面は金に彩られ