わたしは使うたびに感心してしまうのだが、電気湯沸かし器の小さめの「ロック解除<チャイルドロック>」ボタンと大きめの「給湯」ボタンを考えた人は、よほど、よく人間の行動というものを理解していた天才ではなかったかと思う。 ボタンの大きさというところだけに着目し、発売当初、子供が遊んでボタンを押し、ヤケド... 続きをみる
2020年2月のブログ記事
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命名行為は、人間にだけ与えられた能力だが、良い名を付けようと考え出せば、およそキリがなくなる、この命名という行為は、原初は無論定かならぬが、人間が何ものかに名付けようとしたときに、そのものの性質形状までをもしっかりと、表現できなければ、意味がなくなってしまうものだという意識を更新せずにはいなかった... 続きをみる
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このところ、気温の振り幅が驚くほど大きい。昨日の朝、0度近くだったかと思うと今日の昼は20度である。日本は季節の変わり目には、目まぐるしく気候や気温が変わるが、今まさにそんな時期である。 また、日本は湿潤な気候であるとも言われるが、空気がカラカラに乾く日が多いことも事実で、ともかく、気候においては... 続きをみる
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言語学者の間で、話し言葉と書き言葉との違いや優劣について、問題になることが多いが、わたしは、日本人的な感覚で、「読み言葉」なる言葉というものも提唱してみたいような気がする。 日本に初めて、漢字が渡ってきたとき、当時の日本人は、あの複雑な象形文字の漢字の羅列を見せられ、これが、ことばを記した文字とい... 続きをみる
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アイディア 自販機で白湯 <チェリオがとうとう発売してしまった>
自慢ではないが、わたしは二十年ほど前から、自販機で白湯というものを考えていた。 今日テレビを見ていたら、チェリオという会社が売り出したのを放送していた。現在は、試験的だろうが、都心の真ん中でも売れると思うので、ぜひやって欲しいと思っている。因みに、わたしの考えていた白湯の温度は、60度から50度だ... 続きをみる
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キリスト教について、あまり言われないネガティブな面がある。それは、キリスト教以前のヨーロッパの古代の歴史や伝統の息の根を、ほとんど途絶してしまったことである。 辛うじて生き残ったものに、古代ギリシア文化があるのだが。古代ギリシア文化と言っても、ギリシア文化と言えば、古代のそれがなければ始まらない。... 続きをみる
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「言質をとる」のに躍起な人がいる。これは前に言っていたことと違うではないかと相手の矛盾を突き難詰しようとする、少々、意地の悪い人々であるが、このことを最も得意とする人は、けれども、考えてみると、旦那に対する奥さんということになるのだろうか。それとも、国会で質問しようとする議員であろうか。 ともあれ... 続きをみる