水平に歴史見ることいかに難き俯瞰ばかりす仰ぐさえまれ 戦後より幾年経てばあの大戦しかと書き得る人や出で来る いつの間に左寄りなるNHK保守本流の纏まらぬまま 長年の迷夢覚めたる心地せり岩波ジブリ政治的なる 右左うるさく言いし時代過ぎ今は窃かに動きたるかや
戦争のブログ記事
戦争(ムラゴンブログ全体)-
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報道は左傾の多きテレビネットまとなチャンネル何処にありや 自衛隊適当なとき使いたい隊の人々なんと思うや カントさえ国を守るは枢要とその著に書けり当たり前なる 何故に戦死せる人取材して国国境も無きとするかや 再びや戦争のこと語る季節苦々しくも思う報道
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桜愛でる国ありしかど外つ国は戦争とみにこじれたりけり 散り果てて心待ちにす葉桜や
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ドラクロワという画家は、歴史に、戦争しか見なかった人であったそうで、戦争の絵を描くのに、とても長けた画家であった。 かと思うと、平和そのもののような絵を描く大画家もいて、じっさいのところ、今の世の中自体も、戦争と平和とが、絶え間なく入り交じっているような、けったいな現状である。 わたしは、ごく若い... 続きをみる
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振り返るには早過ぎる 懐かしむには近過ぎる 恋愛は個人の狂気 戦争は人類の狂気 実験に明け暮れた 二十世紀 大河は流れる ここから果てなど見えはしない 流れて行こう どこまでも
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ウクライナ大統領 世界を巻き込む必要がどこにあるか ○ フランシスコ・ローマ法王 「焼き場に立つ少年」の写真 いったい、この人は、この写真を持ち出して、何が、言いたかったのだろうか。はっきりと感じられるのは、少年の持つ確固とした精神の力強さである。 おそらくは、死んだ弟の亡骸を背負い... 続きをみる
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戦国時代 敵ではあるが悪ではない ○ 第2次世界大戦 敵は悪 ○ 欧米人は、何かと言うと、敵を悪魔扱いにする
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戦争は殺し合いとの語を残し出征兵の父は逝きたり 終戦の日はお彼岸の中日なりしあなあなかしこ
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金という物差し 戦争という実務 理念という足枷
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戦争に正義持ち込むことなかれ大東亜とは正義そのもの 戦争に拍車かけるは何物ぞ理念正義に他なかりけり
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独裁者たった一人の戦争に諫める部下の居らぬが哀し 紛争のけして止まざるこの世かは人とはかくも闘争好きや
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あはれあはれ戦場に立つ兵士たちいかなる故の戦争か知らず 独裁者一人のための戦争に幾万人の墓標立ちたる 連日の異国の便り苦々し
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意味のない戦争の起こるこの世かは意味あるいくさも御免なれども 独裁者一人<いちにん>に拠る戦争は如何なる仕儀となりにけるかな
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プーチンはやり過ぎなりきこの戦争国際世論見くびっており この男計算違いしておりぬ今が時かは世界沈黙
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成功に酔はぬ人間少なけれど失敗に学ぶ人間多かりし 戦争はいとも大きな世間体勝敗常に語り継がれし 向日葵や太陽の子の花なりき
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スペインの心奥描くエル・グレコアートはときに不思議を為せり 歴史とは戦争なりきドラクロワ手に持つ画筆銃に変えたり 電柱の無き通りなりツツジ咲く
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今、世界は有事である。戦争による有事ではなくて、ウイルスによるそれだが、こうした有事の際には、各人の心の秘めた内面があぶり出されるように、出現するものである。 落ち着いて堂々としている人かと思ったら、途端に、不安極まりない言辞を吐き出したり、自分は、周りには踊らされる人間ではないと日頃から言ってい... 続きをみる
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アランは若い頃に、神経症を病んだ経験がある。その病いの最中に自ら軍役を志願し、自力で神経症を克服したという経歴の持ち主である。 「幸福論」の第一の特徴と言えるのは、非凡な文章力で、読者を、誰にでも覚えがあるような神経症的な症状に導いていって、そこから、どのように抜け出すのが最良なのかを、克明に描い... 続きをみる
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平時にはあまり言われないが、有事の際に、よく言われる言葉がある。フランスのあるモラリストの言葉だが、こんな風な言葉である。 「戦争というのは、ある一部の好戦的な人間たちによって引き起こされるものではない。戦争が起こらざるを得ないのは、人生というものが戦いだからである。」 今は、平時だから、この言葉... 続きをみる
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予め進路知れたる野分なれどおそろしきこと変わりはなきに 戦争は悲惨なことと嘆けども人生はまた戦いなりし 日盛りに小さき花や線路脇
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戦後73年、明後日は終戦の日ということで、テレビや新聞では、戦争の特集をやっている。今のテレビや新聞の報道の仕方を見ていると、「戦争は不条理なもの、平和は条理に適ったもの。」そして「戦争は絶対悪、平和は絶対善。」という公式で括れるようだ。もし、本当にそうであるなら、こんなに結構なことはないほどの有... 続きをみる
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第二次世界大戦に取材した小説です。自身が一兵卒であった大岡は、復員兵となって日本に戻りますが、その戦争中、アメリカ軍の俘虜となります。その間の経緯については作者自身による別の大きな小説があります。この小説は、極限状態に置かれた人間の話です。作者と思しき兵士が、別の兵士からもらって食べた乾し肉は、人... 続きをみる