ふくらみて風切り損ねたる燕かな <字余り> 水源に湛えられたる青き水流れ行きけり彼方の町へ 自動車を社会のガンと言う人ありならば今の世危篤状態
町のブログ記事
町(ムラゴンブログ全体)-
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春雨や池にはボートを漕ぐ姿 春の雨人まちまちの装いや 降り止みて町うるおいぬ春の雨
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春の池ボート一艘急ぎ行く 丘の上遠くけぶれる春の町
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にほひ立つごとくさやけし路次の花 広がりや池の下なる秋の町
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包み込むさびれた町を春の雨 今日は、この一句です。
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春雨や傘を畳んで歩く道 春雨やビル並ぶ町濡らしけり
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冬なれど山の見えざる曇り日や 行く秋やアコーディオンの鳴る町に
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雨止んで町輝ける冬陽かな 雪やみて光散らばる朝の町
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カラス舞う町の上には冬の風 大根の引っこ抜かれし下の肌 地下鉄に乗りひとときの午睡かな目を開けたれば降りる駅なり
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静かなる夜に鳴くなり虫の声 町音は静かなる夜の虫の声 秋なれば瑞々しくも鳴く虫の声すみ渡る夜の町かな
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火事ありてバス迂回する通勤路見知らぬ町を通り過ぎたり 梅雨空を映して鈍き川光り 梅雨空を鈍く映せる川ありき 傾城のまず目を奪う秋波かな
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何でもない町の一風景です 一句 平年の気温に戻りたる初夏や
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少し、利いた風なことを書いてみました。
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ちょっと気が早いですが、十数年前に作った短歌です。 春の日の風はふんわり桜連れ川辺の道をはんなりはんなり 蜘蛛の糸ひとすじそよぐ街灯下 夏の終わり斜陽の町を通りけり
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原野には男 ウサギはしなやかに叢を跳んだ 小石には蟻 眼界の果てには 遠くけぶる町 ここに 新しい線を引こう 黒く太々しい果てしない線を
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