あなわびしより良く生きることできぬ死がちらつくと人人嘆く 良く生きるすなわち良く死ぬことなりし生は必ず死の影落とす 死は常に生にピタリと貼り付きて影動くごと死もまた動く 生きている限りは生は寿命なり寿ぐことを学ぶべきをや 鳥啼きて夜が白むのを知られけり <無季>
2021年4月のブログ記事
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見事なる薔薇咲いており雨の街
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ピンクなるマーガレットなりしかや
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インテリはもの知りなれどそれのみぞ信備わらず発明もなし インテリの常套手段知ったか振り何を聞きても知ってるつもり われはさて何を措きてもインテリは嫌い抜きたり徳なきなれば 探せども山百合いずこ見当たらず
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新緑や風吹き抜ける午後の街
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定義とはことば遊びに異ならず議論好きのみうるさく言ひぬ その言葉いかなる意味か問い質す語釈はほど良きころに止みなむ 議論をば好む者ほどものを知らず知らざることを知らざるとせぬ 芍薬と牡丹の違い忘れけり
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抽象をたとえて言はばモノトーン線の浮き出る物象なりや 数字とは近代社会の抽象や選挙制度は人を数にす 白い街名古屋なれども藤の花
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3.11十年越しのこの夜空星は悲しき心を映す ツバメの子飛ぶ練習を電線で 薔薇あれど柵の向こうに咲いており アヤメかやショウブはたまたカキツバタ
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3.11 気の遠くなるような悲しみの日の夜 戦慄するほど見事な星空があった 夜空とは こんなにもわれわれに近い さまざまなことを語り掛けてくる 星々で 溢れ返っていたものか おお 果てしない哀しみを映す 鏡のごとき夜空よ うつくしい星空であるほど われわれはあの日を思い出さずにはいない
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芍薬の如き傾城いずこにや 人の庭ですが、とても見事な芍薬でした ※事情により、写真は削除しました。
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路地裏も花はありけり春ならば 足下の黄色き花や春浅し
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電線の消え行く街の小鳥たち何処に居場所見つけたりかや 春なれど夏日続けりここ三日 電線を回りて遊ぶ燕の子
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チューリップ小花したがふ佇まい
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春なれば花鳥風月こころ寄すいかにもあはれ昇る月かは 暖簾分け見上げる空に春の月 今し方店出で来れば春の月
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忖度の元を正せば良い意味ぞ政治家たちは言葉を荒らす 若葉生えなほやわらかき緑かな 萌ゆること今はた意味を違えたり
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歩けどもなほ歩けども道遠し春たけなわの良き日なりしも 春酣いかにも酒に酔う如く 川沿いを行けばぽっかり春の月
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コロナをや冬の病気と聞きしかど春になりても勢い止まず ワクチンを打つか打たぬか思案せしいずれにしても打つときは打つ 春めきて人流繁き街中や
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この記事は、書こうか書くまいか迷ったが、やはり、書くことにする。 わたしは、長年、高等関係の教職に就いてきたが、そのある学院(今は専修学校に昇格しているが)に所属していたとき、入学試験の折に、生徒さんに作文を書いてもらっていたのだが、その作文の課題として出されていた題名があまり良い題ではなかったの... 続きをみる
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コロナ禍の現在、この人が、新型コロナウィルスのことで予見したことは、ほとんどすべて、当を得、現実のものとなっている。 日本にこうした人が、居てくれたことは、幸いなことなので、政権の要人達も、先ず、この人の意見を聴いてから、政策を練っているように見受けられる。 この人は、自分からは言わないが、おそら... 続きをみる
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春なれば見知らぬ花も花盛り 直径20~30センチくらいの大振りの花ですが、名前が分かりません
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日当たりて目を射る如き緑葉の明日にはさらに色付きたりや 葉桜やそろそろ藤の花恋し 例ふれば燃ゆるがごときバラ一輪
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他の方のBlogを読んでいると、果たして、この方は、こんなに自分を、このBlogというツールで、さらけ出そうと思っただろうかという思いに駆られることがある。 おそらくは、自分の近親者にさえ語らない、あるいは語られるはずのなかった言葉を、縷々、綴られている方さえ居られる。 Blog、またはSNSとい... 続きをみる
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ハナミズキ街を彩る確かさや はんなりと数輪立てりチューリップ
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公園に藤棚ありて頼もしき 藤の花の見頃はまだ早いようです さくら散り人影絶ゆる名所かな
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藤の花古えに見し曼荼羅寺今は近くの庭の少しや 色とりどり人の庭なるチューリップ 紫のツツジのありし街道や
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ある日の名城大学。今は、他の建物の立て替えが進んでいます。 ある日の夕景。山崎川です。
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カセットテープやラジカセが、廉価となり、私でも扱えるようなものになったのは、中学校時代からだと覚えている。 わたしが聞いていたのは、クラシック音楽ではなく、ビートルズやボブ・ディランやその周辺の音楽だった。その頃の、中学生同様、邦楽はまるで振るわない時代であって、邦楽は聞かなかったが、皆と違ったの... 続きをみる
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寄り道をなんだかしたくなる通りこの春の日を楽しみてむや 心にはいつしか消え去る人ありて逆も真なり我また然り 梅桜ツツジに続く葉桜や
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ツツジ 色とりどりのツツジ
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小林の作品の中では、何でもないように見える、文庫本で、僅か、数ページほどの短文ですが、よく、これほど短い文章の中に、美食に関する充実した内容が盛り込めるものか、と思えるくらいの、じつに、筆力が漲った随筆です。小林の晩年には、正宗白鳥という自然主義作家についての数行ほどの、批評文があるのですが、正宗... 続きをみる
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大戦後間もない、当時の仏教界に、非常な衝撃を与えた書物です。小林は講演の名手でもありました。この書は、その小林が行った、様々な講演を一丸として、発表したものです。小林は、仏教に関しても非常な造詣を持っていました。論は「人生観」の「観」という一字を巡って、西洋思想も引き合いにされながら、この一見、何... 続きをみる
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プロフィール画像を変更し、ふたたび、顔出しをしました。 「Hide おすすめ本 ブログ」や「Hide おすすめ本 エッセイ」で、検索すると、しつこく「Greeeen hide 父」なるブログが現れて、わたしのブログの題名や文章の一部を、勝手に、引用しています。 わたしは、このような顔をした人ですと... 続きをみる
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ムラゴンが、いきなり重くなってしまった。 どうしたのだろうか?
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現在、もっとも、堅牢で長持ちのする記憶媒体は、磁気テープだと言われている。パソコンのHDDのような記憶媒体では、コンピューターウイルスによって、情報が破損されてしまう恐れがあるが、磁気テープでは、その心配はないのだそうである。 日本では、ある企業が、あらゆる有意義な情報を、本であれ、音楽であれ、な... 続きをみる
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前の記事で、コロナ禍のことについて書かせて頂いたが、たぶんに希望的観測を言わせてもらった、序でに、ワクチンの開発スピードは、驚くほど早くなっている旨の事を、書いた。 わたしは、医療従事者でないし、ワクチンのことについても、ニュースや報道でしか知らなかった門外漢に過ぎないのだが、ただ、このことだけで... 続きをみる
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わたしは、学生時代の四年間、東京に住んでいたのだが、その住んでいた寮は、昼間の幽霊でも、出るかというくらい、古びた、水道の水も、そのまま飲むのはどうかというほどの寮だった。 その代わり、立地はすこぶる良くて、地下鉄茗荷谷の駅から歩いて5分の、隣には億ションが建っているという寮であった。 今は、もう... 続きをみる
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明日にはなほ知られざる日のありて日々に新たに日に新たなり 何事もなく過ぎにけり春爛漫 いち早くツツジを見たりブログ村
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花盛り もう一枚、桜です
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どうも、わたしのブログを勝手に、使っているサイトがあるようです。 「Greeen hide 父」とかというブログです。 「Hide おすすめ本 ブログ」で検索すると、わたしのブログの下に出て来ます。 わたしの知らないサイトなのに、わたしのブログから転用した文章が出ています。 こういう事は、警告して... 続きをみる
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ぼうとする時は過ぎけり春日暮れいつの間にやら月あかあかと 春めきて細かく狂いたる日常 春うらら普段はせぬを遠回り
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桜づくし 2週間位前の木蓮か辛夷です