涼しさや漣の立つ広き池 広き池向こうの下なる広き町
俳句のブログ記事
俳句(ムラゴンブログ全体)-
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遠花火窓より覗く子供たち 時違え音響きけり遠花火
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見上げれば陽差し目を射る夏木立 白い鳥高い空なるその下に
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クーラーに浸って身体しなびたり 日本の夏の暑さやこの通り この暑さ農作物はすくすくと
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一雨を願うばかりの暑さかな 体中蒸されるごとき暑さかな
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気が付けば耳朶を揺るがす蟬時雨 ※今日はこの一句です
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夏の日や鳥は木陰に舞い降りる 砂州見えて流れ緩やか矢作川梅雨の終わりの景色なりけり
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エアコンをつけてひと息ふた息も ある程度予想できたがこの暑さ 自転車のタイヤも緩む暑さかな
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列島を覆う猛暑と暴れ水 涼しさや何処ともなく風かよふ
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あこがれは良寛和尚しかれどもかの人法師われは何者 書に漢詩短歌に俳句どれも佳し良寛和尚何者なりや
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豊田駅ビルの合間に霞む山 青い池高い空なるその下に
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梅雨に倦み季節進むを待ち焦がれ 哲学をたとえば炉辺の傍らで 哲学を何やらきつい眉根して議論せしかどどれもちぐはぐ
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稲妻や梅雨の終わりの合図かは ※今日はこの一句です
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人生は真面目なジョーク秋近し ※今日はこの一句です
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小さくも命生きたり水馬(アメンボウ) 御器かぶり首傾(かし)ぐほど嫌われぬ 囓られる本はなけれど油虫
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擦り切れしスマホカバーや秋深し 昼寝ても手には離さぬスマホかな
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赤き日の海に没する夏は来ぬ 夏バテや苦し紛れの一句かな
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梅雨なればあちらこちらで水害が ※今日はこの一句です
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月天心将棋のコマの動き出し 恋愛や春ならねども物狂い
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炎天下頭に何も浮かばざる 一陣の冷風うれし自動ドア
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梅雨半ば巨霊のごとく山聳ゆ 喩ふれば顰めっ面の梅雨空や
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青い川青い山より流れ来る 秀秋<ほしゅう> わたしの作った句で、この句は、最近の収穫だなと思っている。 青い山が季語で、季節は春である。 川の青を碧にしようかと思ったが、二つ続けた方がおもしろいと思ったので、そうした。 この句は、あるひらめきで、できた。郊外で見た、青空を映したきれいな川が、脳裏に... 続きをみる
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梅雨晴れや日傘代わりの雨傘を 梅雨半ば晴れるか降るか忙しき
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山なみや四重五重に霞みけり 印象に残る絵なれど画家知らずわれは名画と思ひけれども
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熱を出し仕事を休む夏至間近 ※今日はこの一句です
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地下鉄や徐々に増えたるノーマスク 伯母逝きて北海道に香典を大往生か九十六にて
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窓の外小鳥遊べり青もみじ 水田やひとり佇む女かな
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梅雨の入りさびれた東岡崎ビル スマホより愛する人の出来た夏
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6.4の日に思ふなり民主主義 稲妻や汀女の作句ちらつきぬ 梅雨の入り浮かぶ句風の湿り気や
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6.2はごくごく稀な豪雨らしきさもありなんかかの日大安 朝ツバメ低く飛びたり午後は雨
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借金は国民一人いくらなりと日本の資産何処に消えし 夏の池水平に飛ぶ白い鳥
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梅雨の入り列島豪雨襲いけり この豪雨何と名付くや6.2豪雨 ※被災された方々には、お見舞い申し上げます
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梅雨入りをしたと思いや台風か 弱まれどやはり台風南無三や 台風の予報はなかなか外れぬを弱まることを祈りてやまず
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梅雨空をカラスが一羽飛んで行き ヒナ一羽梅雨空の下投げ出され 痛ましき毛もなきヒナよ梅雨の空 目は開かず白き体は道の上事切れにける小鳥のヒナや
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稲妻の鳴るひまもなく梅雨の入り 梅雨空をカラスツバメが行き交いぬ 梅雨入りの空をアオサギ東へ
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初夏の候しばらくぶりの読書かな 久方の雨のごとくに活字浴び本の楽しみ思い出しけり 良き本と巡り会うのは良き友が出来るに似たり掛け替えのなき
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春の池青空まるく切り取りぬ 米英は国債刷りに刷りたるに破綻せざるは何故なりや アメリカの貿易赤字すさまじきなぜに日本ばかり責めらる
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大池や入道雲を映しけり ※今日はこの一句です
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新社員カバンのチャック開いており 田舎道田んぼに水を流しけり 電車内若干広告増えし春
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水嵩を増したり春の矢作川 道の見えぬ暗き世なれど澄む月のごとく明るき君を思ふや
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言葉とは礼を失してならぬもの相手を思ふ心なければ 遠慮なくものを言ひにし会あれど見事微塵に潰れたりけり 俳句短歌詩形式とは礼そのもの弁えぬ者自ら滅ぶ
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ふくらみて風切り損ねたる燕かな <字余り> 水源に湛えられたる青き水流れ行きけり彼方の町へ 自動車を社会のガンと言う人ありならば今の世危篤状態
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風を切り風と遊ぶや雀の子 ウグイスの小さな声に立ち止まり
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ウグイスの声小さくも聞こえけり 公園に住み着いたらしウグイスや
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鳥なけど鷽かと思い撮らざりき ※今日はこの一句です。
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バスのドア開いて春風流れ込む 春深み波立つもののなき湖面
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英語にて俳句を綴る新講師 古池の句の英語訳聞きし春
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黄砂来てレンズで覗くごとき陽や 日の差せど黄砂が覆う山山や 春の朝黄砂で見えぬ遠き山
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春の海小さき者の浜遊び ウグイスの声のみ聞こゆゆかしさよ
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厚着薄着それぞれなりし春半ば どの人の手にもスマホや春電車 マスクせぬ者われのみや電車内
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春雨や池にはボートを漕ぐ姿 春の雨人まちまちの装いや 降り止みて町うるおいぬ春の雨
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同じこと言い続けてや幾年月トップ変わらぬ奇怪な党 気が付けば春雨すでに止んでおり
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桜愛でる国ありしかど外つ国は戦争とみにこじれたりけり 散り果てて心待ちにす葉桜や
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青空の下に開くやさくら花 日の丸と桜の前の二宮像
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音立てて鳩飛び立ちぬ春の駅 ホームより西を臨めばけぶる山
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やわらいだ日を浴び今日のさくらかな 散りぎわを心得たりし山桜 北上すさくら前線花見客
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情けあるもののごとくに春の雨 水ぬるみ小鳥は繁く鳴いており
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幾重にも連なる青き山山や 龍のごとき天橋立見し春や
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青い川青い山より流れ来る 白い鳥羽ばたき降りぬ春の池
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稜線のぼやけて見ゆる春の雨 三月のあれは何の葉緑の田
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われ一人マスクを外す電車かな 丸池や冷たき雨のその中に
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鮮烈な朝の空気をユキヤナギ 新しき光を浴びてはなももや 愛知県見るたび思ふ蟹なりと
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池の上を鳥飛び交いぬ春の午後 しばらくは充電期間春休み
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ウグイスの姿見えねど春は来ぬ 春の朝林を映す池ありぬ ウグイスの声に驚く通勤路
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H3見果てぬ夢を春の月 声すれど名前分からぬ春の鳥
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見上げれば春の満月ひんがしに 音立てて飛んで行くなり春のハト 何事もなき春の日の満月や
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平穏な池の面に春の空 お笑いのテレビを消して空虚なる表情浮かべため息一つ
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考えることの多くは儚しをそれでも思ふ人間なれば 風あれど日日に春めく尾張かな
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ひまわりやゴッホのにほひ立ちこめる ゴーギャンの赤は血の色秋日暮れ
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駅前の坊主にされし冬木立 聞こゆなり雀の声にまじりたるメジロヒヨドリあれはセキレイ
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AIをいかに便利と使えども如何なるやらん逆に使われ 単純な疑念なれども敢えて言ふAI頭脳は人格ありや メリハリはブログで付ける春浅し
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夕暮れのその切なさを知る君よ相まじらはん深きこころを 庭先やアロエの花の咲いており
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遊びにも仕事も趣味もスマホかなたまにパソコンタブレットなる 風すさぶ雪降らねども春いまだ
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吊り革の行儀正しく揺れる春 どこか一つ腫れもののありマスク下
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稲妻に救われたりし一瞬や日蓮上人人生のこと 一瞬に凝縮されたる人生を日蓮上人生きながらえたり 雨上がりビル輝かす春の朝
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動物と明恵上人小島にて友となりぬる有り難きかな 平山のその向こうなる雪の山
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道路よりハクセキレイは電線へ 春間近西日に低くなびく雲
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おみな子の影のみ見ゆるゆかしさや遠き時代の慣ひなりしが 滑空しさらに羽ばたく春のハト
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流されて行方知らざるはぐれ雲 枯れてなほ吹く風に立つ芒かな
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大安や遠慮がちなる冬の雨 えんえんと平山続く東三河鷹空を舞い小鳥騒がず
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春の池ボート一艘急ぎ行く 丘の上遠くけぶれる春の町
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遠望す西には冬の平山や 小鳥遊ぶ空には鷹の気配なし
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冬の三河猛禽類が上空を 踊るごとくハクセキレイはすぐ脇を
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ハト鳴いて冬の広場に飛び降りぬ 尾張では裸祭りがもうそこに
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冬の朝大きな池にボート二艘 見上げれば駅の屋根にはジョウビタキ
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山ありて動くことなきめでたさよ <新年> 帰り道冬の夕日はあかあかと
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冬の街大きな池を取り囲む 大安や明るき朝の冬陽差し
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席を譲る若き人あり冬のバス 仏滅の日に来るらしき大寒波 あかあかとわが魂に火をつけし笑み麗しき君をさらはん <改>
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荒畑に雀群れなすにぎわいや うす曇り山ほの見ゆる冬の朝
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それぞれに夢の中なる冬の夜 雁一羽東の空に飛んで行き
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冬雀びっしり並ぶ電線や 池の面固く動かぬ冬日かな
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霞む池五六羽雁の飛び立ちぬ 冬の池鏡のごとく日を写し
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平らかな山にんまりと人誘ふ 感動を分かち合うこと難しき兄弟とくに競い合いたり
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平凡な山笑ふ日の待ち遠し 春浅きけだるき午後の光かな
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山肌のつぶさに見ゆる冬の朝 ほの見える山の向こうの雪山や
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正月や急ぎ足にて過ぎにけり 正月の忙しく過ぎて月さやか
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引っ越して広き間取りの寒さかな 抗ガン剤一旦止めて三月経ち腫瘍大きくなりまさりたる
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あかあかとわがたましいを燃やしたる笑みうるはしき君をさらはん ここ何年凝った賀状の無くなりぬ
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旧友と三年振りの新年会 賀状にて年賀じまいをする人や
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正月や机の上は散らかりて 三が日ときおり急ぐ車かな 新年の計は変わらず立てねども