なにゆえにかくも強きや女子サッカースポーツ大国日本となりぬ ※今日はこの一首です
2023年7月のブログ記事
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ある日、市バスに乗っていたときのことであるが、あるバス停にバスが停まったとき、運転手さんが、急に運転席から降り、慌ただしく動き出した。 何事かと思って見ると、そのバス停には、一人車椅子の方が居て、バスに乗るところだったのである。 暑い日であった。運転手さんは、用意していた踏み板を昇降口に置き、車椅... 続きをみる
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水にかたちがないように 心にかたちはない 水がどのようなかたちもとるように 心はどのような態勢もとる けれども 心は水ではない 心はかたちのないかたちをつくる
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遠花火窓より覗く子供たち 時違え音響きけり遠花火
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Bモーター役員はみな首洗うあれだけやれば当然なるが 社長家族とっとと逃げし形なれ日本を甘く見過ぎておりぬ
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最近、戦争中また戦後期の日本軍人の有り様について、声を大きくして、言える機会が増えた。 もっとも、象徴的だったのは、天皇陛下がインドネシアを巡幸された際、カリバタ英雄墓地を訪れ、献花されたことだったであろう。 わたし自身、陛下がこの地に行幸されるまで、その歴史については、まるで無知だった。おそらく... 続きをみる
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見上げれば陽差し目を射る夏木立 白い鳥高い空なるその下に
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クーラーに浸って身体しなびたり 日本の夏の暑さやこの通り この暑さ農作物はすくすくと
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一雨を願うばかりの暑さかな 体中蒸されるごとき暑さかな
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気が付けば耳朶を揺るがす蟬時雨 ※今日はこの一句です
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前の記事で、「これからはインド」という記事を書いたのは、インドには、この人という人物がいたからである。この人とは、他ならぬ現在の、モディ首相である。 国民総ID化というものを、やってのけて、それがじつに見事にインド経済の車輪を回している。 30年ほど前、わたしは、これからは中国だと言っていたが、や... 続きをみる
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ことばの力というと、よく、肯定的に捉えられがちだが、実態を見れば、人々はもっと否定的な面で、ことばの力に振り回されているようである。 例えば、おそろしい病気などの病名、癌とか認知症などの、人々が嫌忌してやまない病名を宣告されたとき、人々は病気そのものの実態よりも、はるかに、その病名にやられてしまう... 続きをみる
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夏の日や鳥は木陰に舞い降りる 砂州見えて流れ緩やか矢作川梅雨の終わりの景色なりけり
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前の記事で、ラマダンは健康に良いのではないか、ということを書いたのだが、これにはちゃんとした根拠があるので、そのことについて少し書いてみたい。 人間、大きく言って、人類は、大昔から飢餓と闘ってきた。日本も振り返ってみれば、天明、天保と大きな歴史から見れば、つい最近まで、大飢饉に見舞われている。 そ... 続きをみる
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イスラームでは、ラマダンという風習がある。 ラマダンの期間は、太陽が昇ってから沈むまで、一切の食事や飲み物、水も口に入れてはいけない。つばさえ飲んではいけない、口に湧いてきたら、吐き捨てなければならないというきまりである。 このラマダンというものは、イスラームで、慣れている人でも、相当に堪えるもの... 続きをみる
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どんなにビルが建とうとも 心の支えになりはせぬ ただ一棟の城郭が われらの誇り 拠り所 遠い昔の建築が われらをしかと支えたる 宗教もなき建築の 威容を眺め 思い見る これぞ建築 権威そのもの この権威 ただに心のかたちなりけり 短歌 どれほどのビルも城には敵はぬはこれぞわれらの支えなりせば
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大リーグ一人揺るがす日本人大谷翔平その人なりし 七冠に至るや次は八冠を藤井聡太という棋士すごき
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エアコンをつけてひと息ふた息も ある程度予想できたがこの暑さ 自転車のタイヤも緩む暑さかな
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列島を覆う猛暑と暴れ水 涼しさや何処ともなく風かよふ
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あこがれは良寛和尚しかれどもかの人法師われは何者 書に漢詩短歌に俳句どれも佳し良寛和尚何者なりや
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前の記事で、経済政策のことを書いたが、書き終わって何か、釈然としない思いがした。時代時代の様々な経済政策について、その結果を云々したがるというのは、現代的な趣味を出ないのではないかという思いだった。 現代は、結果論というものがはびこっていて、政治家自身も、「結果がすべて」というようなことを口にして... 続きをみる
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わたしは、経済については素人だが、経済学者の言うことを聞いていると、人によって言うことがまるで違うということが、気になっている。 例えば、アメリカの貿易上の双子の赤字を解消したとされる、レーガンの政策<レーガノミクス>については、あれは赤字を誤魔化しただけで、まったくの失政だったという経済学者もい... 続きをみる
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豊田駅ビルの合間に霞む山 青い池高い空なるその下に
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哲学の根を尋ぬれば生きる道踏み外すのは人の世の常 どこより来われらは何か何処へ行く少なくともやわれら人なり
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梅雨に倦み季節進むを待ち焦がれ 哲学をたとえば炉辺の傍らで 哲学を何やらきつい眉根して議論せしかどどれもちぐはぐ
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稲妻や梅雨の終わりの合図かは ※今日はこの一句です
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日本人の議論に、決着を付けるのは結論ではなく、時間である 〇 「もう、時間になりましたので」どんなに、白熱した議論の最中であろうと、大概の日本人は、これで納得する 〇 時間などどうでも良いと、議論を戦わせていたのは、学生時代に限るようである 〇 また、日本人は、自分を... 続きをみる
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人生は真面目なジョーク秋近し ※今日はこの一句です
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ご存じの方は少ないと思うが、日本の近現代に森銑三という人がいた。 この人は、図書館の司書をしながら、執筆活動をしていた人で、あまり目立たないが、とても優れた著作を残していて、特に日本の江戸時代の歴史については、誰も凌駕できないほど、熟れた知識を持っていた人である。 わたしは、「おすすめ本」には、上... 続きをみる
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小さくも命生きたり水馬(アメンボウ) 御器かぶり首傾(かし)ぐほど嫌われぬ 囓られる本はなけれど油虫
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擦り切れしスマホカバーや秋深し 昼寝ても手には離さぬスマホかな
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赤き日の海に没する夏は来ぬ 夏バテや苦し紛れの一句かな
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空自身に意味はない 〇 空を観ずることに意味が現れる 〇 仏教は徹底した批判的宗教である 〇 認識において、釈迦の右に出る者はいない 〇 空は釈迦の巨大な発見である 〇 最新の物理学は、仏教と深い連関があるという、だが、科学の目は、けして、人間の目... 続きをみる
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梅雨なればあちらこちらで水害が ※今日はこの一句です
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わたしは、三十年ほど前は、「これからは中国だ。」と盛んに言っていたものだが、もう、中国の経済発展は、色々な事情から、見込めないような状況になりつつある。 強権主義が、大きな力を発揮した時代もあったが、それも人々が夢を見ることが出来た時代の話であった。優秀な大学を卒業しても就職ができず、20%の若者... 続きをみる
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月天心将棋のコマの動き出し 恋愛や春ならねども物狂い