赤き日の海に没する夏は来ぬ 夏バテや苦し紛れの一句かな
赤のブログ記事
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ビルの上に腹赤き鳥鳴いておりイソヒヨドリという名なるらし しあわせの鳥と別名あるらしきイソヒヨドリと知れて嬉しや 背が青く美声なりけりイソヒヨドリ
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ひまわりやゴッホのにほひ立ちこめる ゴーギャンの赤は血の色秋日暮れ
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誠意なき人と話して腹立たしされども相手どこ吹く風や 夏日暮れ赤く染まらぬ愛知池
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西郷をかんがえるたびかく思ふかかる人物敬す他なし 電車にてスマホ見る人本読む人サラリーマンは寝ておりぬなり 秋夕日雲より覗く赤さかな
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金も名も命もいらぬと言ひし人名は高けれど顔は不明や 金も名も命もいらぬと言ひし人ことば通りの生に驚き 車窓よりもみじ見えたり赤と黄の
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一群のコスモス赤く色付けり 雲の上に秋雲ありて日の差しぬ 民主主義後生大事に抱えたる人に聞けどもその意味知らず
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纏まらぬこころを抱え月見れば千々に哀しき思ひ溢るる 路傍には際立つごとく曼珠沙華 赤と黄の二色ありぬ彼岸花
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何年か前のユキヤナギです。今年も、そろそろ咲き出す頃でしょう。 この花の名は調べても、分かりませんでした。春先に咲く花です。風情が良かったので、撮りました。
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白いバラです。名古屋の公園内に咲いていました。 赤い月です。撮った時期は忘れました。
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今年は、あたたかい晩秋のお陰で、紅葉のさまざまな写真が撮れました。 ただ、納得の行く写真は少ないです。
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おのずから赤く染まれるもみじ葉は性と死われに伝ふるごとく もみじ葉や女人のごとく色を変え別れを告げるごとく散り 令和二年コロナコロナで年は暮れ もみじ葉の池に散らかるしずけさや
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明治から見れば昭和は軽けれど令和の世より重くありしか もみじせし黄色に赤の庭の先
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女の子集いて何を話すやらんたわいも無きことかぎりもなしを 稀なれど見栄を張らざる女ありもののあはれを知る由にして ちらほらと赤混じりたる楓かな
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夏の海おのずからなる空の青夕暮れ時の赤すさまじき 力尽き蟬寝転がる川の岸 夏夜明け小鳥囀る林かな
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夕日よりつよくはげしき赤やあるなほ燃えんとす君の唇 ひとつ身を生きながらえて冬の蟻 雪原をきり裂いていく川ひとつ 軒の氷柱やや斜かいに見あげたり 春の雪光やどして降りにけり