俳句 <赤き日、夏バテ>
赤き日の海に没する夏は来ぬ 夏バテや苦し紛れの一句かな
Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春
文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正
赤き日の海に没する夏は来ぬ 夏バテや苦し紛れの一句かな
ビルの上に腹赤き鳥鳴いておりイソヒヨドリという名なるらし しあわせの鳥と別名あるらしきイソヒヨドリと知れて嬉しや 背が青く美声なりけりイソヒヨドリ
ひまわりやゴッホのにほひ立ちこめる ゴーギャンの赤は血の色秋日暮れ
誠意なき人と話して腹立たしされども相手どこ吹く風や 夏日暮れ赤く染まらぬ愛知池
西郷をかんがえるたびかく思ふかかる人物敬す他なし 電車にてスマホ見る人本読む人サラリーマンは寝ておりぬなり 秋夕日雲より覗く赤さかな
金も名も命もいらぬと言ひし人名は高けれど顔は不明や 金も名も命もいらぬと言ひし人ことば通りの生に驚き 車窓よりもみじ見えたり赤と黄の
一群のコスモス赤く色付けり 雲の上に秋雲ありて日の差しぬ 民主主義後生大事に抱えたる人に聞けどもその意味知らず
纏まらぬこころを抱え月見れば千々に哀しき思ひ溢るる 路傍には際立つごとく曼珠沙華 赤と黄の二色ありぬ彼岸花
何年か前のユキヤナギです。今年も、そろそろ咲き出す頃でしょう。 この花の名は調べても、分かりませんでした。春先に咲く花です。風情が良かったので、撮りました。
白いバラです。名古屋の公園内に咲いていました。 赤い月です。撮った時期は忘れました。
今年は、あたたかい晩秋のお陰で、紅葉のさまざまな写真が撮れました。 ただ、納得の行く写真は少ないです。
おのずから赤く染まれるもみじ葉は性と死われに伝ふるごとく もみじ葉や女人のごとく色を変え別れを告げるごとく散り 令和二年コロナコロナで年は暮れ もみじ葉の池に散らかるしずけさや
明治から見れば昭和は軽けれど令和の世より重くありしか もみじせし黄色に赤の庭の先
女の子集いて何を話すやらんたわいも無きことかぎりもなしを 稀なれど見栄を張らざる女ありもののあはれを知る由にして ちらほらと赤混じりたる楓かな
夏の海おのずからなる空の青夕暮れ時の赤すさまじき 力尽き蟬寝転がる川の岸 夏夜明け小鳥囀る林かな
夕日よりつよくはげしき赤やあるなほ燃えんとす君の唇 ひとつ身を生きながらえて冬の蟻 雪原をきり裂いていく川ひとつ 軒の氷柱やや斜かいに見あげたり 春の雪光やどして降りにけり