世界でも、日本女性の良い評判については、今も尚、健在だと思うが、その日本女性のことについて、少しかんがえてみたい。 出しゃばらず、男を立て、勤勉でよく働く、そうしたステレオタイプのような、日本人女性の在り方について、わたしは言いたいのではない。 殺伐とした例で、恐縮だが、ある南米の国出身の男が、当... 続きをみる
西洋のブログ記事
西洋(ムラゴンブログ全体)-
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前の記事で、「愛」について、若干、言及させてもらったが、わたしはこのことばを単独で、使おうとすると、どうしても気恥ずかしい気持ちが起こってしまうので、今回も、括弧付きで、使わせて貰うことにする。 西洋の「愛」は対等か、対象が拡大された者への愛情と書いた。「汝の敵のために祈れ」というキリストの山上の... 続きをみる
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仁は、儒教で強調される徳目であり、慈悲は仏教で重んじられる徳で、両者とも、上から下に、言わば、縦に下る、自然な愛情表現と言って良かろうと思う。 仁は、為政者から人民に下される徳で、仁徳天皇の話柄は、そのことをよく伝えている。慈悲は、仏から人々に齎される徳で、やはり、上から下への、縦に下る愛情である... 続きをみる
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バッハのマタイ受難曲は、一般に、メンデルスゾーンの初演で、日の目を見た曲と言われている、バッハの真骨頂が発揮された曲として有名であるが、なるほど、世間的にはそう見て差し支えないかも知れないが、初演という歴史的事実については、わたしはその説に、いささかの違和感を持つ者である。 メンデルスゾーンの功績... 続きをみる
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法然の新しさには、何か決定的なものがあって、わたしはその不思議な革新性に惹かれる。 法然の思想上の新しさは、「念仏も」往生の種となるというのを「念仏こそ」に改めたに過ぎない。だが、これは思想上のことに止まることではない。当時の人々の宗教生活そのものの革新だった。宗教生活の変化とは、当時の人々にとっ... 続きをみる
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普通人の話をしよう。もし西洋の普通人と東洋または日本の普通人のどちらかを信用するかという話になったら、わたしは即座に後者を選ぶ。人が良いからである。 ルソーは「エミール」の中で、もし君が美しい豊かな農園を所有していたら、厳重な警備を怠ってはならない。近隣の誰かが、羨ましがってやって来て、必ず、(ル... 続きをみる