お年玉あげる相手のおらざりき 窓開けておだしき初日差し込みぬ ※今年もよろしくお願いします
俳句のブログ記事
俳句(ムラゴンブログ全体)-
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歳末を一人で過ごすここ十年 人間はきれいなものを見たがりぬ男女の違いそこにはなきを ※皆さん、良いお年を
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次世代のスマホに換えるクリスマス ※今日はこの一句です。
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初雪や名古屋その日に消え行けり 人生は人それぞれの取り分やクリスマスの日かく思ひたる
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冬の日や御嶽山のあらわれる 冬の雨帰りがけには日の差しぬ
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気がつけばハクセキレイがすぐ脇を 臨み見る遠き高山雪かぶる
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わが町を冬の霧雨包みけり 着ぶくれて悪友目ざとく指摘せり 熊本に雪降るらしき予報なり
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歳末や喪中はがきが五六枚 詩のごとき風景なりぬ残し柿
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桜桃忌季語という語のゆかしさよ 「夏」 親鸞忌われは宗派にあらざれど
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冬の朝大きな池をカラス舞う とくちょうのある声なりし風邪引く子
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一葉忌思ひを寄せる人ありぬ 山なみの稜線のみの見ゆる冬
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興に乗り句をひねりたる冬半ば 鳴き交わすハクセキレイや三河駅
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残り柿つついておりぬ雀かな 新鮮な朝の空気や霜降りて
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空は空空より他の言い方なし仏教独自の観念なれば 羊雲やや乱れたる初冬かな
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あはれ蚊を叩かずにいてうるさけれ 道もまた和語なりけるが中国の根元思想そのままなりし
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電車内革靴増える冬来たり さとりとは和語なりけるが仏教のことばとなれり不思議なりけれ
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Windowsグレードアップするごとに使える機能少なくなりぬ 冬来たり窓にびっしり結露かな
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糠漬けを食べたる冬の調子よし 納豆を欠かさぬ日々の冬に入り
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この秋は下剋上なるW杯 大方の予想裏切るW杯勝敗ははた女神の采配 紅葉あれど冷えねば見栄えよろしからず
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W杯一喜一憂する国々 サッカーをわれは詳しく知らねども暑さのせいかや日本代表 一日が貴重と言うに小春日和今年は何日あったことやら
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今日は、仕事がかさみ、色々と用事が出来て、家に帰るのが遅くなりました。 さて、今から、俳句を詠もうと思いますが、ものの3分で出来るときも、いくら頭をひねってもできないときも、もちろんあります、今日はどうでしょうか。 秋に思ふブログのかの人いま何処 縁と呼びえにしゆかりとも言いたりき今はかく言ふシン... 続きをみる
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まだらなる紅葉を見ては嘆息す 令和四年季節の歩み遅きかな尾張は特に夏秋長し
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磨かれしごとく聳ゆる秋の富士 コロナにて中吊り広告わびしかり
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見上げれば柿の実つつく雀かな 見上げれば動かずにいるいわし雲
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外灯や蜘蛛の巣照らす池の端 <夏> 雨上がり山なみ白い息を吐き <冬>
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最近は、俳句のことばかり書いているようですが、詩も作ってはいるんです。 ただ、わたしは、詩作の場合は、かなり時間をかけねばならず、何度も何度も、推敲するのが、当たり前になっていて、その合間にすると言っては何ですが、句作の方は、出来たらほとんど推敲しません。 何も、俳句を軽んじているわけではなく、こ... 続きをみる
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俳句が流行りである。民放の番組でやっているのが、人気だそうだが、エンターテイメントの俳句としては、あれで、良いのだろう。 ただ、ほとんど、その番組の宗匠の一存で、持ち上げられたり貶められたりする、参加している芸能人の皆さんが、少々、気の毒に思えて来るが。 俳句は、未だに、師匠というものが存在する、... 続きをみる
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わたしは、若いころに作った詩や歌を、よく、変えたりします。 次の短歌は、二十代に作ったものを五十代になって添削し、改作したもので、作った当初から、二重形容が気になっていたんですが、それを改めました。 夕日より思ひ焦がせる赤やあるなほ燃えんとす君の唇 宜しかったら、次の記事をご覧頂ければ、幸いです。... 続きをみる
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片雲やしばらく秋日さえぎりぬ 短日や線路の上のカラスかな
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にほひ立つごとくさやけし路次の花 広がりや池の下なる秋の町
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通勤途中で、ハッとするような枝振りの花と実があったので、カメラに収めました。 百日紅だと思いますが、間違っていたらごめんなさい。これは、確か、9月中に撮ったものです。 通勤路目にさやかなる花と実や
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鳥の舞う空に浮かべり秋の雲 漠とした「こころ」を読みてかく思ふ何が良いのか不明な小説 再びや仕事のために「心」読む取り柄はKの自殺の場のみ
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この書だったと記憶しているが、上方の俳句と江戸の俳句を比べ、情に流れ易い上方と理が先行しがちな江戸とを比較して、結論として、芭蕉などの抜群の俳句は、その両者を生かして、どちらの句とも言えない境地に達していると、書いていたと覚えている。 わたしには、とても面白い論のように思えるのだが。わたしなどの句... 続きをみる
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穏やかな秋の日続く日本国 日本晴れその通りなる尾張地区 晴れやかな日を楽しむにこの日本何の憚りあると思いや
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行く秋や雲の上なる航空機 令和四年穏しき秋の長きかな
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わたしは、ブログ村で、俳句や短歌も書かせてもらっているが、これはまったくの趣味の域を出ないもので、わたしが、一番読んでもらいたいと思っているのは、現代詩なのであるが。さて、自分の書くものの中で、何が一番出来が良いのだろうかとかんがえると、自分自身、分からなくなるのが、哀しいところではある。 それは... 続きをみる
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秋なれど俳句浮かばぬこのところ
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秋の朝雨は清げに降りにけり 秋の雨思ひはちょうど良きほどに 雨なれど番いのスズメせわしなき
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ふり仰ぐ鷹かカラスか知らねども五六羽舞える高き空かな 感興の湧かぬ秋かな曇り空
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バスを待つ夕暮れ時の秋深し 紅葉や北から順に降りて来し
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旋回す人に追われし鳥の群ムクドリならんヒヨドリならん おのずから亡き父思ふ秋なりき あのときの銀杏並木は無くなりぬ
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鷺十羽憂えるごとく秋の川 一木に二百はありぬ人の柿
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渡り鳥青き山脈越えてけり 曼珠沙華跡形もなく切り取られ どこまでも高き空へと白き鳥
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百個ほど柿実りたる人の庭 見晴るかす山の上には雁の群 世界中駅の広場はハト群れる <無季>
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ありふれた風景なれど秋来たり 西日差し夏の名残りの雲懸かる 残光はオレンジ色の秋日暮れ
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秋の朝道行く人の清げなる 何事ぞするどく鳴ける秋雀 秋雀警告するがごとく鳴きその日一日厄日となりぬ
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彼岸花見る影もなく道の傍 曼珠沙華茎そのままに枯れ果てぬ 暗き情恨みに妬みひがみつらみ知らぬふりして我は生きたり
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散らかりてなほあまりある庭紅葉 ※庭紅葉はわたしの造語です。 秋の池無数の円を描く雨
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紅葉はまだ始まらず白き雨 むつかしや人おのずから差異ありてはたそれぞれの人生ならん 男には女のありて女には男のありて人生渡る
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秋風の枝いっせいに揺らす山 秋の空不思議な雲の懸かりけり
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飛行機の雲引く空や秋進む わが履歴厳しき昭和いつか過ぎ普段の平成穏しき令和
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山霞み遠くはさらに白き山 単純な算数のざばる昨今や定数是正法律厳罰 国政は何故にかくまで単純な算数などにしてやられ居る
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満々と清き水満つ秋の池 昔よりかしましき論ありけれど忠臣蔵は今なほ新し
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ハクセキレイ踊るごとくにちょこまかと 夕暮れの黒き池には秋の雨
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地下を出で夕日身にしむ帰り道 鈴鹿下ろし伊吹おろしはありけれど尾張の夏は暑さきびしき
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秋なれば白くけぶれる雨の町 愛知県平らな山が西ひがし盆地ならねど暑くて寒し
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一日にて秋となりぬる夕べかな ホームには人溢れては消えにけり毎度見れども何やらをかし
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くっきりと山肌見ゆる秋の朝 滔々と湧き出づるものはなけれども一日にひとつ出で来ものなり
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それぞれにスマホを覗く秋のバス 膝の痛みウソのようにも消えた朝気が付いたるは夜のことなり
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階段のギリギリを飛ぶ秋のハト 見晴るかす濃尾平野は真っ平ら橋の上より再度実感
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秋なれど人のこころの貧しきよ まず我の貧しきこころ耕さん何はともあれ良き言葉をば
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野分去り空は絹布の散るごとし 路傍には燃え立つごとく彼岸花
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曼珠沙華蝶嬉々として飛び回る 秋の風池は面を輝かし 栗を踏み中身取り出すこと学び
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野分去り西には青き空のぞき 一本は群れから離れ曼珠沙華 曼珠沙華庭の先よりはみ出しぬ
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野分去れど山には黒き雲懸かり ふと気付く路傍の陰の彼岸花
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野分来て空一面の雲動く 野分来て知らぬ間に気が昂ぶりぬ
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帰り道車で秋の夜超特急 ※今日は、この一句です。
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山崎川工事が終わり清流に冬鳥飛来楽しみとなり 蝶トンボ庭の先より翔び出づる
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見上げればビルの谷間に昼の月 赤とんぼ行きつ戻りつ流されて
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うす曇り鈍色かたし秋の池 人知れず夜を徹して虫の声
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豁然と辺り広がる秋の橋 赤とんぼわたしが歩くその先を
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あの山の向こうに浮かぶ秋の雲 細き道ひらりと過るアゲハ蝶
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都会にて夜毎に冴える虫の声 田舎来て寝しなにおどろく虫の声 良き声でこころを癒やす秋の虫
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月澄んで猫になりたい夜だった わたし自身は、月についてのどんな詩を書いてきたかと、振り返ってみたところ、上記の句と下記の詩が思い当たり、UPしてみました。 はじめて、自分の過去記事を、リブログしてみました、宜しかったら、ご覧ください。 詩は、秋の虫と月との取り合わせで、奇抜でも何でもないのですが、... 続きをみる
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深夜にて命奏でる虫の声 都会なるビルの部屋にも虫の声 寝静まる夜をいろどる秋の虫
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あの山の稜線を越え秋の風 湖の向こう岸より秋の風
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コロナ禍の中で過ごせる高大生失われたる世代なるかな 風を受けシオカラトンボ目の前に
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刺激なき毎日なれど風戦ぐ 民放のメインアナ元NHK
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世に俳句多しと言えど佳句や希 稲妻や砲弾炸裂するごとく 北風の遮るものもなき野原
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地下鉄の車両広告消えにけり元に戻るはいつ頃なるか 稲妻の音に怯える帰り道
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この暑さ田んぼの稲はよろこびぬ もの言わぬ自販機うれし炎天下 <再掲>
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日本の危険な夏をやり過ごす知恵に満ちたり昔の家は 地下街やだんだん涼しくなる下り
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愚痴を言う相手も居らず梅雨半ば 紫陽花やひとひらごとに雫乗せ
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岸田総理花はあれども実は如何に 梅雨の入り細かな雨の降りしきり
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一日を寝て過ごしたり梅雨の入り
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歌俳句詩も絵もエッセイも同じなり委細変わらずものに行く道 様々な作を載せたるブログなれど目指すところはいつも変わらず
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ハト蜻蛉電車来たりて飛びにけり 蜻蛉の羽根安らげる枕木や
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アイス食べしばらくは寝て過ごす午後 相変わらず訳の分からぬアカウントどうなっておるマイクロソフト
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特急や口開けて寝る女あり ※今日は、この一句です。
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平凡な雲浮かびたる夏の空 西日さす電車の中の涼しさや
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パソコンに振り回されし夏の夜 ※今日は、この一句です
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誠意なき人と話して腹立たしされども相手どこ吹く風や 夏日暮れ赤く染まらぬ愛知池
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鈍色の空の果てなる西日かな <無季句> ※今日は、この一句です。
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来客のありて開くや夏の扉 ※今日は、この一句です
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通勤路ボタンの花はいずこにや ※今日は、この一句です。
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とりどりに夏の花咲く通勤路 バラアイリス咲き誇りたる隣家かな
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スーパーの弁当に飽く春日暮れ ※今日は、この一句です。
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初夏なれど気温の下がる予報なり 五月晴れその次の日の雨模様 詩心ありても詩は出来ぬ言葉によりてぞ詩とはなりぬる
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ワクチンや時折疼く左肩効いておるらし我が痩躯にて 浮かれたるモンシロチョウの飛んで行き アゲハチョウ家の陰より隣家へと
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哲学はしばらく脇へ杜若 時潰すランドリーにて夏間近