秀吉による刀狩令は、有名だが、わたしはこの破格の政令は秀吉の治世下でしか、できなかったものだと、思っている。 秀吉は、戦国の世ではめずらしく、できるだけ人を殺さなかった武将で、また、合戦はあまり得意ではなく、どちらかと言うと小田原攻めでも見られるように、知略をこととした戦術家で、あった。 信長が、... 続きをみる
信長のブログ記事
信長(ムラゴンブログ全体)-
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次に、語義から見てみたい。はたらくというのは、はた<傍>をらく<楽>にすることであると、言われることがある。これは天理教でいわれている言葉で、教祖の中山みきの一種の天才性を表している解と言って良いと思う。平易な言葉で、働くことの意義を良く表している。 実のところ、わたしは、働くということの意義に関... 続きをみる
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日本に城は多いが、これは、単なる戦国時代の遺物ではない。ハッキリと近世になってからの日本人にとっての心の拠り所である。 明治時代となり、城の政治的な役割は終わり、人々に新知識、新思想が入って来てからも, 城は人々の心の拠り所であることを、止めなかった。 現在、熊本城や名古屋城の再建費用として、何百... 続きをみる
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名古屋城です 秋の名古屋城です。 今は禁止されていますが、一時代前は名古屋城のお堀で、よく釣りをしたものです。わたしは鮒しか釣れませんでしたが、友達の中には、鯉や雷魚を釣る友人もいました。 尾張名古屋は城で持つと、よく言われますが、これは本当のことなので、わたしのような 名古屋生まれで、名古屋育ち... 続きをみる
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織田信長についての第一級史料とされる高名な歴史書の現代語訳です。この書に拠ると、信長は頭角を現すずっと以前から、天下を取る男に違いないと見巧者たちからは見られていたそうです。太田は、徹底した事実調査と私心を廃した目とで、具に、信長の為人と事跡を書いたと言います。この書は、信長の姿をまさしく浮き彫り... 続きをみる
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源氏物語を読み返している。以前、読んで分からなかったことが、次第に鮮明になってきた。以前の読書はいささか読み方が幼稚だったようである。 およそ、物語の主人公で、これほど作者に、本当に愛された登場人物も他にいまい。そこには、贔屓の引き倒し以上のものがある。太陽光と同等と言っていいような直線過ぎる愛情... 続きをみる
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日本で最も独創的で、また理解しがたい人間、織田信長。日本の近代は彼によって準備され、われわれ現代の日本人は誰でも、信長が時代の大転換期に画した業績の上に立っていると言ってよいくらいです。その信長の天才に迫る画期的な労作。ナポレオンと信長とを同列に論じた章は絶妙です。