学問とは、ものに行く道であって、自分に向かう道ではない ○ 自分を対象にして、道を踏み謬らないのは、ソクラテスやゲーテやルソーやユング、明恵や芭蕉のような選ばれた天才たちであって、われわれ凡人は、よろしく自分以外の何ものかに、向かうべきである ○ 自己実現ということばが、本家の... 続きをみる
神のブログ記事
神(ムラゴンブログ全体)-
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饒舌な人を好まないように、饒舌な詩は好まない ○ 人が打ち立てた壁は壊すことができる だが 神が打ち立てた壁は壊し得ない ○ 詩は、神や死に通ずるものでなくては、意味を成さないもののようである ○ フロイト「夢判断」 緒言「天上の神々を動かし得ざりば、冥界を動かさん」... 続きをみる
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人間は悪夢を見たいとさえ願う、動物である。 ○ 経済学は、時代というものに強く制約される学問である。「見えざる神の手」は、時代に依って、否定されるべき言葉である。 ○ 人間は、いつの時代でも、神を必要とする。人間自身が、神でないからである。
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確かなる神しろしめす中世にジャンヌ・ダルクは現れ出でたり 絶対に安らいでいた中世を今生つよく求むる我や 雀の子ぎっしり並ぶ屋根の縁
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かけまくもかしこき神のみ業にて母の命は長らえにけり ブランコやかすかに揺れる風のありぬ 用水路まっすぐ夏の空映し
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ベルクソンの遺書と言える著作です。聖書に由来する神とギリシア哲学における神々とが混交してしまった西洋哲学の弱点とも言える神観念をきれいに解きほぐして行きます。ベルクソンは決して難問を一挙に解決することを望みません。着実な一歩を進め、後は後世の哲学に託そうとします。この著作の最後で「人類はまだ自分た... 続きをみる
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※この記事には、禁忌に属する事柄が少し含まれています。苦手な方はお読みにならない でください。 人間の深奥にある「信」の心は、神や仏などの絶対的な存在におくべきであろう。 これは昔から変わらない事柄である。 横道に逸れるが、日本では無宗教を標榜して、平気な顔をしている人がいるが、これは日本独自の... 続きをみる
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1㎏原器は 神のように 何重もの頑丈な扉の向こう側に恭しく安置されている そう 計量できぬ一切のものを厳格に世界から排除する これは 現代の神である 呻き声が 聞こえはしないか 居場所を奪われた 無数の病んだこころたちの