好みから行くと、わたしはショパンの方が好きである。 ショパンは詩人で、シューマンは芸術家であるとは、誰かが言った有名なことばだそうだが、どうも、わたしは詩人が好みであるらしい。 ショパンを聞いていると、誰か理想的な聴者でも良いが、そうした人が傍らに立って、一緒にその音楽を聞いてくれるという気がする... 続きをみる
ショパンのブログ記事
ショパン(ムラゴンブログ全体)-
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かなり以前の記事でも、触れたのだが、リパッティという早逝したピアニストがいたのだが、この人の演奏は、グールドやグルダ、ミケランジェリ、ホロヴィッツと同じくらい、または、それ以上によく聴いている。 この人は、コルトーというピアニストがショパン・コンクールの審査員だったとき、リパッティを第一位に推した... 続きをみる
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名前は忘れたが、わたしの心の中で、良く思い出されるある女流作家の言葉がある。 「自分は、モーツァルトやベートーヴェンになれるような才能はない。だから、作家なんていう商売は辞めて、人生を楽しもうと決めたのだ。」と 人が自分で決めた人生のことだから、とやかくいう義理はないのだが、この言葉を聞いて何か釈... 続きをみる
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モーツァルトがとても好きである。 K551「ジュピター」はわたしにとって、本当に啓示だった。最初にモーツァルトに本当にふれたその高校生当時、世の中にこれ以上の音楽はあるまい。いや、有り得ないと本気で信じていた。今でも、半ばそうである。ジュピターは、未だに、ある強い感情を伴わないでは聞くことができな... 続きをみる
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バッハの音楽は神に捧げられている ベートーヴェンの音楽は人類に捧げられている モーツァルトの音楽は言葉に窮する ハイドンの音楽は美のために スカルラッティの音楽は遊戯のために メンデルスゾーンの音楽は趣味のために シューベルトの音楽は心情のために ショパンの音楽は集う人のために シューマンの音楽は... 続きをみる