※以前の文章から、ずいぶん、時が経ってしまいましたが、思考を止めていたわけではありません。ある程度、まとまったかんがえとなった感触があったので、それを、ここに記述してみたいと思います。 ここで、わたしの最初の直感に立ち帰って、隠居と見巧者とを、何とか繋ぐ論を、展開できないかと探りたい思いに駆られて... 続きをみる
隠居のブログ記事
隠居(ムラゴンブログ全体)-
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※シリーズの間が空いてしまいました。 さて、こう書いてきたところで、このシリーズの一番始めに言及した、隠居について、さらに詳しく述べる番が来たように思う。 思うに、隠居というものは、世の中また社会から絶妙な距離を保っている人ではなかろうか。 今、断捨離ということが流行りであるが、隠居は言わば、自ら... 続きをみる
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どれほど写りの良い鏡であろうと、自分で鏡を覗き過ぎる人は、その姿が歪まざるを得ない。 ○ 宮本武蔵に次のような言葉がある。敵合い如何に遠ざかりたるとも、近くに見る目。敵合い如何に近寄りたるとも、遠くに見る目。如何様なるとも、うらやかに見る目、これ第一也と。 ○ 目そのものになる... 続きをみる
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現在、働くということは全き善として、考えられているようである。また、何故、皆が口を揃えたように働く事を、何もしない事よりも良いことと言うのか、わたしは少々、不審に思うのである。 こうした言い方をしてみるというのも、一度、働くということについて、とっくりとかんがえてみたいと思うからである。 少し長い... 続きをみる