ある日、市バスに乗っていたときのことであるが、あるバス停にバスが停まったとき、運転手さんが、急に運転席から降り、慌ただしく動き出した。 何事かと思って見ると、そのバス停には、一人車椅子の方が居て、バスに乗るところだったのである。 暑い日であった。運転手さんは、用意していた踏み板を昇降口に置き、車椅子を押してバスの中に運んだ。それからが、大変そうであった。車椅子の人を気遣い、ある動作に入る度に、「…
水にかたちがないように 心にかたちはない 水がどのようなかたちもとるように 心はどのような態勢もとる けれども 心は水ではない 心はかたちのないかたちをつくる
遠花火窓より覗く子供たち 時違え音響きけり遠花火
Bモーター役員はみな首洗うあれだけやれば当然なるが 社長家族とっとと逃げし形なれ日本を甘く見過ぎておりぬ
最近、戦争中また戦後期の日本軍人の有り様について、声を大きくして、言える機会が増えた。 もっとも、象徴的だったのは、天皇陛下がインドネシアを巡幸された際、カリバタ英雄墓地を訪れ、献花されたことだったであろう。 わたし自身、陛下がこの地に行幸されるまで、その歴史については、まるで無知だった。おそらく、わたし以外の多くの日本人も、そのような認識だったであろうと、思っている。 NHKも、先の大戦の戦中…