エッセイ 明日できることは今日するな <イスラ-ム>
表題は、イスラームのことわざである。この言葉には、大きな知恵が宿っていて、現代のような気忙しい世の中では、こんな言葉は間違いだという人もあるだろうが、人が生き延びていくためには、よくよく考えてみれば、明日という日をしっかりと信じていなければ本当には生きていけない。経済的で効率的な観念よりも人を重視すれば、よく、飲み込める言葉のはずである。
「迷ったら、せぬが良い。これ生き延びる道ぞ。」これは一言芳談抄にある、徒然草にも引かれている言葉である。わたしは、座右の銘を持たないが、この言葉にはずいぶん助けられたことを覚えている。
「進歩よりも円熟」、これはわたしの祈願である。
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