現代詩 ヴィジョン
しずかな明るさを抱いて
歩いて行くことができるならば
憂いよりも喜びが好もしいものであるなら
詩人は口をつぐむ
言葉よりも先に微笑みがあらわれてくるように
やすらかな目が
あかるい覚点を獲てくれるように
蟻は創造され
白い蝶の羽根を運ぶ
風は止み
瀞とした川の上を一枚の葉が流れる
長い棹が翻る
春の日は
新しい謎にかけられたように
霞んで
しずかな明るさを抱いて
歩いて行くことができるならば
憂いよりも喜びが好もしいものであるなら
詩人は口をつぐむ
言葉よりも先に微笑みがあらわれてくるように
やすらかな目が
あかるい覚点を獲てくれるように
蟻は創造され
白い蝶の羽根を運ぶ
風は止み
瀞とした川の上を一枚の葉が流れる
長い棹が翻る
春の日は
新しい謎にかけられたように
霞んで
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