アメリカでは、大豆を使い、油と肉から抽出した特別な液体を混ぜて、代理肉として、販売する企業があり、売り上げも伸びているそうである。

日本では、ベジタリアンというと、ひ弱そうな体格を持った人物を想像しがちだが、ベジタリアンの本家インドでは、そんなひ弱なベジタリアンは一人も居ないという話を、インドに留学していた兄貴から聞いたことがある。

インドのベジタリアンは、アーモンドやクルミ、カシューナッツなどのとても栄養価の高いナッツ類を、それこそ鼻血が出るほど食べているので、体格は見上げるほど立派だったと言っていた。

日本にしても、アメリカにしても、菜食主義は結構だが、戦後、日本人の寿命が飛躍的に伸びたのは、徐々に普及してきた肉食の影響もさることながら、卵と抗生剤の普及がもっとも大きな力を果たしていただろうと、わたしなどには思われる。

菜食主義は、多くは宗教的な事柄が、影響している場合が多いが、単に、健康のためにというのなら、とてもお薦めのできない健康法ではある。