英語にて俳句を綴る新講師 古池の句の英語訳聞きし春
芭蕉のブログ記事
芭蕉(ムラゴンブログ全体)-
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この書だったと記憶しているが、上方の俳句と江戸の俳句を比べ、情に流れ易い上方と理が先行しがちな江戸とを比較して、結論として、芭蕉などの抜群の俳句は、その両者を生かして、どちらの句とも言えない境地に達していると、書いていたと覚えている。 わたしには、とても面白い論のように思えるのだが。わたしなどの句... 続きをみる
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カラマーゾフの兄弟のフョードルは、ドストエフスキーが描いた中でも、もっとも堕落した人間である。 自分一人で酒を飲み、酔った勢いで、息子たちと話をするだけで、この怪物は、殺しでもしない限り、善人を貶しめ、嘲笑い、辱めることを決して止めないだろうと思わせるようなものがある。 それで、表題に掲げたこの男... 続きをみる
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季節外れですが、雪の写真です 芭蕉の「夏炉冬扇」を思い出していました。 これで、いくらか涼しい気分になれるかな ちなみに「涼しい」は夏の季語だそうです
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中也の年を過ぎ ゴッホの年を過ぎ モーパッサンの年を過ぎ 芭蕉の年が過ぎ去りぬ
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この書の題名には、少々不審に思う人が居るかもしれません。俳句という文芸には、解し方や味わい方まであるのか、自由に解し自由に味わえば、それで良いではないかというように。それも、もっともな考え方なのですが、俳句というのは、とても狭い道を行く文芸だということを、忘れないで欲しいと思います。虚子は、さらに... 続きをみる
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「日本は狭い」とは、よく言われる言葉だが、わたしは日本は少しも狭くないというのが、日本に住む者の実感としてある。「狭い日本」とは、単に、世界地図を見たときの感想をいった言葉に過ぎないのではないかと思っている。 急峻な山々がそびえ立っているために、天候は日本海側と太平洋側とはまるで違うし、単一民族で... 続きをみる
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古美術の鑑賞によって培われた鋭利な批評眼で、日本の中世を代表する歌人、西行の詩魂を見事に浮き彫りにします。西行は、現代の日本でも人気の高い歌人です。若年にしてみずから世を捨て出家し、旅人として諸国を漂泊し、芭蕉が「奥の細道」の中で「古人も多く旅に死せるあり」と語ったその「古人」のひとりです。「生得... 続きをみる