ご存知の方は、少ないと思うが、フランスにユダヤ系のベルクソンという哲学者がいた。この人はまた、ノーベル文学賞受賞者であるが、その作品の難解性もあってか、あまり知られていない。 フランスの、例えば、サルトルやカミュという人なら、一度でも、その名前を聞いたことのある人は多いと思うが、ともかく一般には、... 続きをみる
哲学者のブログ記事
哲学者(ムラゴンブログ全体)-
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アランの「幸福論」は、簡潔で、また物事の急所をよく突いた文章が、散見できるのだが、その中でも圧巻なのが、人生の奥義とでも言うべきものを語るところであろう。 アランは言う。「人生の奥義とは、自分が本当に得たいと思っているものを欲することである。」と。アランは、続けてこう言う。「わたしが言うのは、本当... 続きをみる
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※東日本豪雨台風、台風19号で被災された方々にお見舞い申し上げます。どうぞ、めげずに頑張ってください。 フランスのユダヤ系の哲学者「ベルクソン」です。 以前にも、このブログに載せましたが、目がどうしても気になって、加筆・修整しました。台風の最中でしたが、何故か、筆を執る気になりました。 とても、知... 続きをみる
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田中美知太郎はギリシア哲学が専門の哲学者です。この人は、実のところ、ソクラテスにしか本当の興味を抱かなかった生まれながらの哲学者だった人と言っていいでしょう。プラトンの著作の数多くの名訳があります。剛直な論理の使い手で、西洋哲学を自分のものにするためには、三段論法を本当にしっかりやらなければならな... 続きをみる
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フランスの哲学者、アンリ・ベルクソンです。「創造的進化」の著作で知られていますが、その顔がよく知られている人ではないようです。じつに、端正な顔立ちをした人で、顔を見ただけで、とても深い知性の持ち主だと、感じられる顔です。 この人は、ユダヤ系の血を引いている哲学者で、ユングが、現代にも通用する哲学者... 続きをみる
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数ある「幸福論」の中でも、これこそ本当の「幸福論」と言える一冊です。著者のアランは戦争について深く考究した哲学者ですが、世界大戦当時、医師として戦争に従軍し、行動する哲学者としても活躍しました。フランスでは、人間性について深い洞察を持った人をモラリストともいうのですが、激動の20世紀を誠実に生きた... 続きをみる