現代詩 四季の音
それぞれに不思議な焦点を結ぶ
一つ一つの季節を
君は机の引き出しにきれいに整理してしまい込み
鍵をかけて忘れた
冬枯れの薄に気がつきもせず
君は坂道を登って行く
あの薄の穂が空にさしかかるあたり
永遠が青くきらめいていたのに
生きることの意味を尋ねて行った道の途上で
君は途方に暮れている
両手で打って鳴る音を
片手で聞くにはどうしたらいいか
この問い以前の問いに
君はどうこたえるのだろうか
コーヒーをもう一杯
今は冬
揺籃の季節である
それぞれに不思議な焦点を結ぶ
一つ一つの季節を
君は机の引き出しにきれいに整理してしまい込み
鍵をかけて忘れた
冬枯れの薄に気がつきもせず
君は坂道を登って行く
あの薄の穂が空にさしかかるあたり
永遠が青くきらめいていたのに
生きることの意味を尋ねて行った道の途上で
君は途方に暮れている
両手で打って鳴る音を
片手で聞くにはどうしたらいいか
この問い以前の問いに
君はどうこたえるのだろうか
コーヒーをもう一杯
今は冬
揺籃の季節である
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