現代詩 肉体
ぼくはきみのやわらかい体を抱いた
きみはぼくの何であるかを
ぼくはきみの何であるかをまるで理解してはいなかった
ぼくらはお互いそんなにも孤独であった
きみのうつくしい胸にふれたとき
きみは恥じ入るように目を伏せ
そうして
ぼくを受け入れた
夜の風が鳴いた
きみはどこまでもやわらかかった
そして
かなしかった
ぼくらに何が生じ何が失われたのか
何も理解することができなかったから
きみは一個の女にかえった
冬の夜の風がまた鳴いた
ぼくはきみのやわらかい体を抱いた
きみはぼくの何であるかを
ぼくはきみの何であるかをまるで理解してはいなかった
ぼくらはお互いそんなにも孤独であった
きみのうつくしい胸にふれたとき
きみは恥じ入るように目を伏せ
そうして
ぼくを受け入れた
夜の風が鳴いた
きみはどこまでもやわらかかった
そして
かなしかった
ぼくらに何が生じ何が失われたのか
何も理解することができなかったから
きみは一個の女にかえった
冬の夜の風がまた鳴いた
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