Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春

文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正

エッセイ きれぎれ草 52 <経済学>

マルクス
金に真理を見た男
ただ
要するに、金に拘ったのに過ぎないが。


    ○


「資本論」の中の言葉
「蒸気機関や電信の現在、神を信じないのは軽い罪。」
神への不信を、それでも、罪としたのはマルクスが西洋人であるせいだろうか。


     ○


経済学とは、要するに、ご覧の通りという学問ではなかろうか。


     ○


どのように精緻に分析されようが、資本主義が興ったのは、それがおこったからであって、そこに、善悪の物差しを引こうとするのは、ナンセンスというものではなかろうか。


     ○


科学と同じように、資本主義はそれ自体に、善悪の基準はないものと、言って良いのではないか。