ゴッホの絵の色彩は、他の画家と比べて、どこか格別であることは、絵の素人の人から見ても、瞭然であるくらいのものなのだが。 よく注意して見ると、色を躍動させているのではなく、躍動して止まない色を、どう画布に定着させるか。ゴッホの努力は、そこに集中しているように見える。 ゴッホは異常とも言える鋭敏な色彩... 続きをみる
自己のブログ記事
自己(ムラゴンブログ全体)-
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自己という暗がり背負う五十代成熟すとは影長きこと 新春の思いは晴れずコロナ禍や 自己という闇を見つめて去年今年 ※このご時世、俳句や短歌も、どうしても暗くなりがちです
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闘いの相手は常に自己なりと思ひ定むる人こそ平和 平時にて戦争憎むいと易し戦時にてこころ平らかいといと難し 向日葵や顔一斉に東向け
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半端なる句首を並べていかがせむ如何せむともわれの句首なり われ三度自省せるともそのままに自己と戯むる愚行はすまじ 頃合いを見つけて鳴くや夏の鳥
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夏というのに震える街 閉め切られたシャッター まばらな人影 ひっそりと人を窺う犬 夜中に鳴くカラス 屈託した女たちの ぬくもりを求める顔 今は 自己に沈潜するとき
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誰が、最初に言い出した言葉か知らないが、わたしは、この新語を聞くたびに、つよい嫌悪感を覚える。 先に言って置きたいが、この言葉は、自分というものとしっかりと真面目に向き合って来なかった者に、言われ始めた言葉である。この言葉の語感を、よくよく確かめて欲しい。 自分と真剣に向き合い、自分自身と懸命に戦... 続きをみる