観念はいかにも人を動かせり真か偽か実はことばや 観念に弱きはからだ強き人からだ鍛えてことば鍛えず 死を賭すと言葉は易く言うなれどことばに死せずば順は逆なり 朝顔を一輪出だす利休かな
利休のブログ記事
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現代の美の達人、赤瀬川原平による卓抜な千利休論です。「茶の本」のような緊張感はありませんが、著者が無意識に求めていたものと、利休がすでに極めていたものとが、著者の心の中ではげしくぶつかり合いこの本が生まれました。著者は、現代でもそのまま通用する利休の芸術性の高さに目を見はります。この時代にすでに現... 続きをみる
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原文は非常に美しい英文で書かれているそうです。新渡戸稲造の「武士道」といい、内村鑑三の「代表的日本人」といい、この時期、日本人による英文の名著が多く出ました。明治人の心意気の高さを感じさせるものがあります。「茶の本」は日本の茶の湯を世界に紹介した高名な本です。狭い茶室の中で、苦い茶を喫し、宇宙を感... 続きをみる