エッセイ 忍耐という徳
およそ、これほど人生というものに密着している徳もないだろうと思うのだが、宗教でも、これを第一義の徳とする宗教の教義を、わたしは寡聞だが、聞いたことがない。
世界的な宗教では、副次的な役割ばかりである。儒教の八徳にも見えない。
あまりに輝きに欠ける徳だからだろうか。
本当の縁の下の力持ちとは、この徳のことを言うのかも知れない。
ところで、「忍耐にも限度がある」という言葉は、忍耐が徳であることを知らない人の言葉である。徳は「原理的に」無制限なものだからである。
およそ、これほど人生というものに密着している徳もないだろうと思うのだが、宗教でも、これを第一義の徳とする宗教の教義を、わたしは寡聞だが、聞いたことがない。
世界的な宗教では、副次的な役割ばかりである。儒教の八徳にも見えない。
あまりに輝きに欠ける徳だからだろうか。
本当の縁の下の力持ちとは、この徳のことを言うのかも知れない。
ところで、「忍耐にも限度がある」という言葉は、忍耐が徳であることを知らない人の言葉である。徳は「原理的に」無制限なものだからである。
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