エッセイ 日本人顔というものはない
中国人顔や朝鮮人顔というものはあるが、日本人顔というものはない。これは、専門家の間では、常識になっていることで、日本人は、北方民族や南方民族やら色々な血が混じっていて、顔については、これという特徴を持たない面白い民族である。
中国人顔の平ぺったさや、朝鮮人顔の目の吊り上がりのような、特徴的なものがない。日本人顔は、これら東洋人の特徴をやや柔らかくしたしたものと思っている人が多いようだが、それでは、しっかりした特徴付けとはならないのである。
このことは、顔についてだけではなく、他の日本独自のものというものを捜し出そうとすると、いつの間にかなくなってしまうという事情にも、相通じるものである。
であるから、日本人が自分のアイディンティティというものを見つけ出そうとすると、大変、難しいものがあるので、大抵の場合、多くの人は、武士道というものに行き着くのであるが、この武士道というものが曲者で、これ自体が、なかなか一筋縄では行かないものである。
興味のある方は、わたしの武士道に関する文章をお読み頂ければ、幸いです。
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