現代詩 時
あざやかな夢を見た
かわいた砂地に水がしみていくように
夢の記憶はすみやかに消え
町音のようにいつまでも通底する
残響を残した
薄明のうす暗がりの中で
森の中に迷い込んだ人のように
男は放心する
目を奪われた画家のように
音を奪われた音楽家のように
じっと
目を凝らし
耳を澄ますようにして
男は不思議な時を過ごした
ヒヨドリがピーッと鳴いた
ある想念から覚めた人のように
男は我に返った
時は生活を取り戻した
あざやかな夢を見た
かわいた砂地に水がしみていくように
夢の記憶はすみやかに消え
町音のようにいつまでも通底する
残響を残した
薄明のうす暗がりの中で
森の中に迷い込んだ人のように
男は放心する
目を奪われた画家のように
音を奪われた音楽家のように
じっと
目を凝らし
耳を澄ますようにして
男は不思議な時を過ごした
ヒヨドリがピーッと鳴いた
ある想念から覚めた人のように
男は我に返った
時は生活を取り戻した
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