不幸なる星の下にて生まれける幸か不幸か生きながらえど 思ひ出の苦きことのみ重なりぬ艱難人を玉とすと言え 想像す艱難辛苦の生の果て血潮に染まるゴッホのこころ
2023年3月のブログ記事
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音立てて鳩飛び立ちぬ春の駅 ホームより西を臨めばけぶる山
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高級な花ならねどもソメイヨシノ咲けば咲いたでうつくしかりし 日月を余と思ひなせ願はくは日蓮上人さあらんことを 日月を余と思ひとぞ書き置きし日蓮聖人尊かるべし
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ゴッホは、アルルでゴーギャンと共同生活を送っていたが、ゴッホは事件を起こし、結局、ゴーギャンとの共同生活は、それで、解消することとなる。 事件というのは、ゴーギャンの方から、もう共同生活は止めようと切り出され、悲しみに耐えかねたゴッホが、自分の右耳を切り、それをきれいに拭いて紙に包み、知り合いの売... 続きをみる
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やわらいだ日を浴び今日のさくらかな 散りぎわを心得たりし山桜 北上すさくら前線花見客
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情けあるもののごとくに春の雨 水ぬるみ小鳥は繁く鳴いており
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外交の専門家によると、国のトップ同士の会談というものは、よほど、前々から準備しなければ、首尾良く実現することは、困難だという。 今回、ほぼ同日に、二つの、世界で注目されているトップ同士の会談が実現したことについては、全くの偶然と見て良いだろう。 これが、何か、元々仕組まれたものだと見る見方は、一種... 続きをみる
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2023WBC 事実はマンガより奇なり ○ シンクロニシティだらけの大会だった 優勝するときは、そういうものなのだろう ○ 物事が成就するときは、さまざまな作用が働く その見本のような、大会だった ○ こういうのを、おもしろいと思わないで、 いったい、何が、おもしろいと... 続きをみる
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叡山で、智慧第一と称された法然が念仏を護持し、自らを、頑愚とした日蓮が題目を第一とした ○ 当時、仏教は単なる思想ではなく、人々の生き方そのものであったことを、念頭に置いておかなければならない ○ 天皇を神格化としたとされる「神皇正統記」は、日本の思想に拠ったものでなく、仏教を... 続きをみる
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日本軍終わってみれば全勝でWBC首位となりけり 誇らしき日本チームや野球とはハラハラドキドキシーソーゲーム
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今回の岸田総理のウクライナ訪問という勇気ある行動には、エールを送りたい。 だが、戦地では、勇気ある人が真っ先に命を落とす危険性がある。臆病者の方が、はるかに命を長らえるものである。 一国の総理大臣を、ここまで危険に曝す国を、どう思うのか、真剣に論ずべき問題である。 戦地に赴く総理に、外人の軍人らし... 続きをみる
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WBCはすばらしかった。皆さんとともに喜びました。 ただ、今日のマスコミの報道姿勢については、強く、苦言を呈したい。 いったい、自国の総理大臣を、報道の自由を良いことに、危険に陥らせる国がどこにあろうか。 何故に、岸田総理の秘密の行動を、地上波で、そのまま報道しているのであろうか。マスコミが、岸田... 続きをみる
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ドラクロワという画家は、歴史に、戦争しか見なかった人であったそうで、戦争の絵を描くのに、とても長けた画家であった。 かと思うと、平和そのもののような絵を描く大画家もいて、じっさいのところ、今の世の中自体も、戦争と平和とが、絶え間なく入り交じっているような、けったいな現状である。 わたしは、ごく若い... 続きをみる
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幾重にも連なる青き山山や 龍のごとき天橋立見し春や
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17才は、危うい年齢である。現在、当の年齢の高校生は、しずかなものなのだが、一昔まえは、17才限定で、暴れた時代があったものである。そのときの川柳で「ぼくは今十七だよと父に言い」というのがあった。17才というのが、父親に対する脅し文句だったのである。 また、どうなったか姿を見かけなくなったが、「セ... 続きをみる
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青い川青い山より流れ来る 白い鳥羽ばたき降りぬ春の池
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饒舌な人を好まないように、饒舌な詩は好まない ○ 人が打ち立てた壁は壊すことができる だが 神が打ち立てた壁は壊し得ない ○ 詩は、神や死に通ずるものでなくては、意味を成さないもののようである ○ フロイト「夢判断」 緒言「天上の神々を動かし得ざりば、冥界を動かさん」... 続きをみる
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稜線のぼやけて見ゆる春の雨 三月のあれは何の葉緑の田
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各局の天気予報を見ていると、必ずと言って良いほど、平年の気温は何度でしたという情報が入る。 まるで、今年だけは、気温が乱高下しているという錯覚を抱かせるが、あれは平年を均した気温なので、緩やかに下降したり、上昇していくのが、季節ごとの順序として、当たり前である。 思うに、なぜ昨年はこんな風に気温が... 続きをみる
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われ一人マスクを外す電車かな 丸池や冷たき雨のその中に
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鮮烈な朝の空気をユキヤナギ 新しき光を浴びてはなももや 愛知県見るたび思ふ蟹なりと
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池の上を鳥飛び交いぬ春の午後 しばらくは充電期間春休み
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ニーチェという教祖 ショーペンハウアーという貴族主義者 ミレーというペシミスト セザンヌという真新しさ ゴッホという超人
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ウグイスの姿見えねど春は来ぬ 春の朝林を映す池ありぬ ウグイスの声に驚く通勤路
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H3見果てぬ夢を春の月 声すれど名前分からぬ春の鳥
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見上げれば春の満月ひんがしに 音立てて飛んで行くなり春のハト 何事もなき春の日の満月や
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平穏な池の面に春の空 お笑いのテレビを消して空虚なる表情浮かべため息一つ
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5Gでは、中国のHUAWEIに水を空けられた感があったが、中国の政治体制に対する不信から、欧米などが中国製の製品を排除しようという動きが加速している。 もう一つ、中国製や他の北欧などの企業でネックなのは、5Gを導入しようとするとき、他の企業との互換性がなく、その選択した一社で、5Gの製品を揃えなけ... 続きをみる
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江戸時代の政治家松平定信には、次の言葉があるそうである。 君子は国を思ふ心あるべし、 国を思ふ言葉あるべからず わたしは、これを今風にもじってこう言いたい。 君子は世界の平和を願う心あるべし、 世界の平和を願う言葉あるべからず 君子の真似事も、ときに、良いものである。
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日本の企業が、世界で受け入れられているという事実は、技術が高いということもさることながら、宗教的な面で、まるで無風、つまり、背後に布教の意思をまったく持っていないことによる。 そもそも、日本人は自分の国柄の宗教を、併合下の朝鮮また中国を除いて、他国に持ち込むという歴史を持っていない。 日本の技術や... 続きをみる
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考えることの多くは儚しをそれでも思ふ人間なれば 風あれど日日に春めく尾張かな
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純粋理性批判 理性の理性に拠る批判 理性を理性によって批判することの、正しさと難しさ ○ カントの大きさ 国連が作られたのは、カントの発案に拠るものだが、今の国連の現状を見て嘆くのは、誰よりも、カント自身であることだろう ○ 国同士が連合するというアイデアは、とても優れたヴィジ... 続きをみる