イスラームでは、ラマダンという風習がある。 ラマダンの期間は、太陽が昇ってから沈むまで、一切の食事や飲み物、水も口に入れてはいけない。つばさえ飲んではいけない、口に湧いてきたら、吐き捨てなければならないというきまりである。 このラマダンというものは、イスラームで、慣れている人でも、相当に堪えるもの... 続きをみる
自然のブログ記事
自然(ムラゴンブログ全体)-
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ゴッホの絵は、非常に個性的なのだが、その自分の個性を誇るというような独りよがりな性質は、まるで見られない。 〇 むしろ、ゴッホの絵は、自分の強過ぎる個性と戦わざるを得なかった人の、いつ果てるとも知れない、生々しい自己超克の戦いの跡である。 〇 それが、単に、ゴッホの色彩の強烈さ... 続きをみる
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古の日本人みな夏バテす夏バテさしも悪きことかや 日本の夏の暑さは格別の意味を持ちたり自然ラマダン
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生き物は生き物よりや生を受く授かりたるはたましいなりき この世には自然と人為の営為あり日本はこれらを一つにしたる 開花より五日ばかりで四分咲きか
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日本の暑さ寒さはまず慣れぬされども愛づるかかる自然を もみじ見しじわりと沁みる色ありぬ ふと見上ぐビルの谷間にオリオン座
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日本の自然はうつくしい ○ 重層的でありながら繊細 その上に強靱 そうして何よりも調和的 全体は、細部のため、細部は全体のために しかも、まったく作為を感じさせない ○ まるで、モーツァルトの音楽のようである
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よく、聞かれることであるが、人間は、ナチュラルなものかそれとも、反自然的なものかという問いがある。 ○ 多くの人は、反自然的なものだということに賛成するもののようであるが。だが、これは命題の立て方が、いけないのだろうと思う。 ○ 人間は、自然なものでもなく、反自然なものでもない... 続きをみる
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自然とは恵み深きも怖きもの誰もその根を知る事なきを 今ははたガンにて死ぬる人減りぬそうと思はばコロナ禍になり 初夏の花咲けどコロナの憂鬱や
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ウィルスはもとより聞く耳もたぬ故政治にばかり愚痴は届けり コロナ禍は自然の脅威と言うべきに政治を呪う人ばかりなる 大数の法則知る人ありて言う年の死者数ほぼ同じきと 天然痘撲滅したる人類にすやはエイズのあらわれ出で来 暑けれど平年並みの気温なり
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読むたびに新しきもの詩と言うべき書かれしものがすべてなりけり 例えずも詩とは幾度も読めるもの五度ほど読みて止みぬ本物 初夏の空時に自然は詩と化せり
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つい最近、ある人と何気ない気候の話をしていて、わたしが、「日本は、季節の変わり目なんかには、気温が乱高下して、また、じつに、コンパクトに気候が移り変わる国ですね。」と言うと、「ええー、そうですかあ? 昔はもっと気候が温暖で、こんなに暑かったり、寒かったりするなんて、最近の気候は、やっぱりおかしいで... 続きをみる
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日本には、北海道の原野や富士の樹海を除いて、いわゆる大自然というものはない。日本の自然は、どの自然を取り上げてみても、人間の営みとともに出来上がってきたものである。 紅葉やさくらの写真などで、とても、繊細な枝振りが捕らえられているものを見ると、すぐに、これは、日本の自然だなと分かる。これは、繊細な... 続きをみる
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中秋の名月が過ぎた。 そこで、この文章を書こうと思い立った。小林秀雄に「お月見」<考えるヒント>という卓抜な短文がある。 あらましを言うと、あるとき宴会を開き、若い人たちも一緒にワイワイとやっていたが、ちょうど中秋の名月の晩であったことを知る。誰からと言うこともなく、みんなが月を見上げ、黙り込んで... 続きをみる
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振り返りここ十年を見てみれば異常気象と言はぬ年なし 暦通り行かぬ季節を嘆く人自然と人為元より違ふ 日本の夏には慣れぬ日本人
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天災は天災としてやまと国知力をもちて自然と和する 大いなる対流動く梅雨末期 梅雨末期気の変わり目のあらしかな
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愛知県のとある大学のキャンパス内で、撮った冬の人工池の写真です。 日本には、北海道の原野と富士山麓の樹海辺りを除けば、人の手の加えられていない自然というものは、存在しないというのがわたしの持論です。 日本の自然は、そのうつくしいところは、人の世話が欠かせないもので、この人工池などは、よくよく考えて... 続きをみる
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モーツァルトの音楽を語る者は、誰でもその自然さを言うが、モーツァルトの自然は西洋の中でも、特筆されるべき自然である。 これは比喩によって語るしかないが、例えば、日が翳り、それとともに心がそこはかとない憂いを帯びる。または、落葉の降りしきる中を、少女が無心に踊っている。そのような無垢な情を伴った自然... 続きをみる
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センセーショナルな感情は、俗耳に入り易く、世間に受け入れられやすい。その代わり、たちまち消え失せてしまうものである。 ○ わざとらしい感情は誰でも見抜く。 ○ 自然な感情は、その自然さにおいて力がある。 ○ 真実の感情は尊い。 ○ 美しく偉大な感情は一番見抜... 続きをみる
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シェイクスピアの前期の喜劇です。シェイクスピアと言えば、ハムレットなどの四大悲劇を中心に考えますが、この見方は、実は、ロマン主義文学台頭の時代以降のもので、それ以前の時代のシェイクスピア観では、中期の四大悲劇よりも、前期の喜劇の方が、優れているとされていました。この「お気に召すまま」では、人間は自... 続きをみる
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日本は、夏は東南アジア諸国並みに暑く、冬は北欧の冬並みに寒い。また、日々の気温差が季節の変わり目には乱高下する。自然が厳しい国というだけでなく、自然災害は他の先進国と比べても、圧倒的に多い。地震、台風、豪雨、豪雪等々。 こうした国であるにもかかわらず、日本人は、ほかのどの国よりも、自然を愛でる。特... 続きをみる
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日本は自然の厳しい国である。夏は東南アジア諸国並みに暑く、冬は北欧並みに寒い。わたしと同年代の人は、日本を亜熱帯型(もしくは温帯型)モンスーン気候の国だと習ったはずだが、今は、どの教科書を見ても、そうは載っていない。 世界地図から見て、これほど小さな国であって、また、これほど地域によってバラエティ... 続きをみる
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パっと扉が開いても ぼくは ボーっとしている 自然がどんどん入り込み 言葉がどんどん脱けて行く ああ 雨が降ったら傘をさすのだ ぼくはでく おお 紫陽花の花が咲いている ぼくは木偶
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ゲーテが、シェイクスピアの諸傑作とともに「自然」と呼んだ世界文学屈指の名作。圧倒的な幻視力で描かれる死後の世界。すさまじい迫力に満ちた地獄篇。確固とした造形美を持った煉獄篇。崇高で純粋な天国篇。文学が到達した一大極地を示す。
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