列島を覆う猛暑と暴れ水 涼しさや何処ともなく風かよふ
風のブログ記事
風(ムラゴンブログ全体)-
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ふくらみて風切り損ねたる燕かな <字余り> 水源に湛えられたる青き水流れ行きけり彼方の町へ 自動車を社会のガンと言う人ありならば今の世危篤状態
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考えることの多くは儚しをそれでも思ふ人間なれば 風あれど日日に春めく尾張かな
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コロナ禍の中で過ごせる高大生失われたる世代なるかな 風を受けシオカラトンボ目の前に
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あな愚か国連総長軽々に核戦争などと言うなかれかし 国連を信ずるものにあらざれどそれでも口の軽きに過ぎる 風立ちぬ今年は花の早きかな
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遠き山雲隠れせし春一日 風に割れる雲輝かす冬陽かな
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カラス舞う町の上には冬の風 大根の引っこ抜かれし下の肌 地下鉄に乗りひとときの午睡かな目を開けたれば降りる駅なり
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秋の寒さ忘れていたりこのところ 秋なれど残暑ようやく一区切り 秋風や急ぐがごとく泣くごとく 音楽をたとえば風の鳴くごときアートにせしはバッハなりけり
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陽はしばし雲一片に遮られすこし涼しき風吹き渡る 川ありて風身に染みる日暮れかな
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そこはかとなき思ひあり秋風のおのずからなりこころに沁みる 秋の夜窓より風のまたぎ来る <改> 秋風の散らすと見ゆる鳩の群れ ※春風の吹き散らすらし悩みごと <改>
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秋はまた空きと云うべしたとふれば空よくものを入れるごとくに 秋なれどわが食卓の貧寒さ 秋風の吹き散らすらし悩みごと
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教育やオリンピックによく出で来る理念なる語を我は信ぜず 風ふかば夏の切れ目とおもふかな 吹き渡る秋目覚めさすミストラル
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新緑や風吹き抜ける午後の街
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鳴き交わす鳥の言葉は知らねども急いて居るらし冬来たるかな 見上ぐればビルの上なる冬の月 散る紅葉風の流れに従いて
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ボブ・ディランには 風がある つかんでもつかみ切れない風 われわれを連れ攫うでもない われわれをどこかに導くのでもない ただ 吹き抜ける風がある ああ 風が 絶え間なく吹いているのだよ この男の傍らには
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ひとひらの枯れ葉のおのずからなりや木立離れぬゆくへかなしも 春は過ぎ風定まらぬ夜更けかな 新式の建物映す水田や
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風はどうなっただろうか部屋は散らかっている 冬日差し鏡の国のアリスのみ逆さになりて書棚にありぬ 運命を暴君とよび冬籠もり 一灯に照らされ雪の寺しずか ファンヒーターごくりと灯油呑みにけり 俳諧をたとえば雪の降る日かな
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すごいような夕焼け空の下人間たちのたましいに動物たちのたましいが忍び込んだ 月澄んで猫になりたい夜だった 批判めくしわぶき残し人去りぬ ひび割れし心にしみる風のありぬ 猿鉄条に病んで夜長し 壊れても目鼻ありけりピカソかな <無季>
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雨上がり 濁流は流れる たくましい遡上を続ける魚群を 孕みながら 鮮明な絵に描かれていたのは 風 知る人もない町の月明かり ああ 運命はわたしに諦念を贈ってくるのだろうか 優雅にも崩落していく女たちを 目の当たりにして
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これがわたしの心臓です ずいぶんしなびて赤いのですが 白い洗濯物と一緒にぶら下がっている わたしの一つしかない心臓です 風の鳴る夜は、シャツといっしょに 夜の夢が一杯つまった 洋服ダンスの中に いれておきます 出かける前は忘れずに 洗濯物といっしょに干しておきます ある朝二羽のヒヨドリが来て啄んだ... 続きをみる
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