「孟子」孟子
孔子の死後、500年後孟子が現れました。「性善説」の載った有名な本です。孟子は単なる人間性賛美の人ではありません。人々がどうしようもなく憎んでやまない悪逆を犯した悪人は、必ず死罪にしなければならないと言っています。「孟子」には、また良い人や賛美するような夫婦が出たような土地には、必ず、その風俗がその良いように改まるものだという、人格が人々に与える影響を説いたくだりがあります。人々がある料理人の料理がうまいと口を揃えて言うのは、人々の感覚や感情というものが、ほぼ同じものだからではないかという論もあります。そこで、人間の性は善なるものを欲するという論が補強されるのです。聖人の名を冠するのは行き過ぎですが、充分に亜聖と呼ぶに相応しい人です。四書の一つです。
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