エッセイ 小林秀雄「実朝」のこと
「無常という事」の連作の一つである「実朝」は、若い頃のわたしには、この連作の中で、もっとも難解で、また、もっとも暗く感じられた作品だった。 「無常という事」の連作の中では、「西行」が、その頃のわたしには、一番心に響き、もっとも、好きな章の一つだった。「西行」も「実朝」も、何回読み返したか知れないほ... 続きをみる
Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春
文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正
「無常という事」の連作の一つである「実朝」は、若い頃のわたしには、この連作の中で、もっとも難解で、また、もっとも暗く感じられた作品だった。 「無常という事」の連作の中では、「西行」が、その頃のわたしには、一番心に響き、もっとも、好きな章の一つだった。「西行」も「実朝」も、何回読み返したか知れないほ... 続きをみる
ときによりすぐれば民の嘆きなり八大龍王あめ止めたまへ 鎌倉右大臣実朝の名歌であるが、最近、大雨による被害が相次いでいるので、引用したくなった。 実朝については、小林秀雄の名評論がある。大戦当時、「無常という事」連作の一つとして書かれた有名な著作である・ 実朝の歌には、異様な暗さがある。この親類に暗... 続きをみる