現代詩 月の引力
春の海 ポッカリ浮かんだお月様 沖の向こうで シイラが跳ねる 豪華客船 光を散らし 真暗な海を 東へ東へ 海の水が 干上がらないのは 月が 海水引っ張るせい 海があるのは 月の引力 そのおかげ
Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春
文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正
春の海 ポッカリ浮かんだお月様 沖の向こうで シイラが跳ねる 豪華客船 光を散らし 真暗な海を 東へ東へ 海の水が 干上がらないのは 月が 海水引っ張るせい 海があるのは 月の引力 そのおかげ
海と陸とが接するさかいにかつて砂浜があった あそこの突堤まで綿々と打ち続く砂浜があった けれども今はわずかな砂地が残り わたしはそこに座り 永遠の太陽が沈むのをまっている 太陽が海に没するとき高い波がこの海岸に打ち寄せ わたしのたましいは海にさらわれるのだ ヴァニティーが邪魔をしないなら わたしは... 続きをみる