エッセイ くしゃみ
軽い話を一つ。
日本は、言い伝えで、
一つくしゃみ 噂され
二つくしゃみ 憎まれ
三つくしゃみ 惚れられ
四つくしゃみ ただの風邪
というのがあるのは、ご存知かと思う。
夢などでも、誰かの夢を見たとすると、自分ではなく、その出て来た当の人が自分のことを思っているのだという、面白いかんがえ方がある。
日本人は、関西などに限らないが、二人称の相手のことさえ、「自分はどうなん。」などと、英語のselfなどとは、大違いの「自分」の使い方がある。
これは、自分と相手とが、良くも悪しくも、分かち難く結びついていることを示す言語だから、と言っても良いのであろうか。
一句
二つくしゃみもう一つするなまくしゃみ
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