エッセイ 一つの観測2 <コロナ禍第2波、第3波>
新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にあるが、第2波、第3波について危惧されているのが現状である。それも、もっともなことであるし、警戒は常に怠ってはならないと思う。
わたしはウイルスの専門家ではないので、常識的にかんがえるしかないのだが、極微のウイルスといえども、かたちを持った生物である、生物が変容するには、どうしてもそれなりの時間を必要とする。
今、17種類ほどの変異した新型コロナウイルスが確認されていると言われているのだが、それが果たして、スペイン風邪のときのような猛威を振るう第2波、第3波と成り得る変異型のウイルスなのかは、どうであろうかと思うのである。
それというのも、先程言った、時間の経過である。スペイン風邪の時と比べて、世界中に伝播した速度が早過ぎる。それも近々数ヶ月の出来事である。生物がそれなりの威力を保持したまま変異するには、早過ぎる時間である。
わたしは、それを踏まえて思うのだが、第2波、第3波がやってくるにしても、ずっと先のことになるのではないかということである。
コロナショックは、誰も予測していないときに起こった。第2波、第3波も、人々がほとんど警戒を解いたときに起きるのではないかと思うのである。
そうならないためにも、ワクチンの開発が急がれるが、ウイルスと人類の闘いは始まったばかりである。予断を許さない闘いではあると思う。
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