写真 「ある雑草の紫の花」& 短歌
宮沢賢治は、たとえ雑草と言えども、その名前をおろそかにせずに調べあげ、自分の詩の中に用いたと言われていて、実際その通りであったろうが、わたしには、賢治の情熱はない。
現代詩は、はっきりと抽象的であって良いと思っているからだが、もう一つの考えとして、「読み人知らず」の伝統を受け継ぎたいと思っているせいもある。
わたしが、自分で描いた、特に大事だと思う人物画に署名をしていない理由は、その点にも拠る。
短歌
人知れず花をつけにし雑草は風に吹かれて揺れておりけり
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。