現代詩 真っ白
きみに見つめられると
ぼくは頭の中が真っ白になる
カレーニンが頭の中で箇条書きにした言うべきことを
妻のアンナを前にすると
すっかり忘れてしまうように
ぼくの頭から言うべきことばが消えてしまう
そうして
曇りの日なのに
「今日はいい天気だね」などとトンマなことを言ったりする
きみが何と返したかもう覚えていないが。
あれから
どのくらいの歳月が経ったろうか
いま
きみを思う日が続いている。
きみに見つめられると
ぼくは頭の中が真っ白になる
カレーニンが頭の中で箇条書きにした言うべきことを
妻のアンナを前にすると
すっかり忘れてしまうように
ぼくの頭から言うべきことばが消えてしまう
そうして
曇りの日なのに
「今日はいい天気だね」などとトンマなことを言ったりする
きみが何と返したかもう覚えていないが。
あれから
どのくらいの歳月が経ったろうか
いま
きみを思う日が続いている。
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