エッセイ ガンジーとトルストイ <王としての素質>
ガンジーのことをよく考える。思うのだが、あれだけの民衆を苦難の道へと進ませ得た男が、王としての素質を持っていなかった訳がないとかんがえている。
ガンジーとトルストイは手紙のやりとりをしているが、トルストイもまた、王としての素質を持って生まれた男だったと思っている。このたった一人で国家を敵に回すという偉人は、また、ロシアならではの王のあり方だと思う。
これら、野にあって、王たらざるを得なかった野人としての王の運命というものを考える。
平凡人に過ぎないわたしが、また、どうして彼ら偉人のことがそんなに気に掛かるのか。彼らがまぎれもなく王であったことの敬意だからだろうか。
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