タバコについて <禁煙の弊害&タバコの効用私見>
閑話休題
タバコは、インディカの宗教儀礼で使われていたことを先に書いたが、一般的な見解として、宗教儀礼に使われるようなものに、強烈な毒があるとは、とてもかんがえ難いことである。
イギリスにたばこが渡ったとき、これは、頭に良く効く煙だという噂が立ち、学業に励む子供たちに喫煙させたものでさえある。
現在、禁煙運動は、まだまだ世界的に盛んなようであるが、日本の公共のテレビなどでは、そういう運動は放映されなくなった。
これは、わたしの周りの話であるが、禁煙した人のその後を聞くと、あまりよい話は聞かれない。むしろ、折角、一生懸命禁煙したのに肺ガンになってしまったという話をよく聞くのである。高校の校長先生で、「せっかく禁煙したのに、肺ガンになってしまった」と、卒業式のとき、登壇して、そう嘆かれていた方もおられたものである。
禁煙すると、どうなるかというと、肺が一度、医者が驚くほど、真っ白になるのである。
そうして、ここからは、わたしの個人的な見解として聞いてもらいたい。
素人目にも分かるほど、肺が、つまり無垢の状態に、一旦、返るのである。これは、ニコチンの成分がそうさせているとしか、わたしにはかんがえられない。他に、タバコで特有の成分はないからである。
それで、原始時代のように、周りに排気ガスなどが充満している状態でなければ、それで良い訳だが、現代、特に都市部では、肺が、非常な危険に晒されてしまうことは、十分にかんがえられることではなかろうか。真っ白な無垢の肺に、排気ガスの有害物質である。排気ガスのすさまじい有毒性については、先に書いた。
それで、肺ガンの発生率が、禁煙者に多く出ていることも納得できる。禁煙した後、空気の良い場所で、生活するなら、何の問題もないであろうが、自動車等の交通量の多い、都市部で、それをすると、ダイレクトに、無垢にかえった肺に強いダメージを与えることになるのは、容易に想像できるところではなかろうか。
人間の肺は、ゲル状の粘膜で守られている。人間は、高等生物の中でも、環境に対する順応力のとても高い生物で、かなりの量の塵埃<ちりやほこり>の中でも、不思議なほど平気な生物である。現在の中国の人々を見て欲しい。あれだけのスモッグの中にいながら、肺がどうかなってしまって、亡くなるという人の有意な数字が、統計で出ていない。
先にも書いたが、たばこを吸わいない人でも、交通量の多い粉塵の多い場所の人々は、肺は黒く汚れているのが、残念ながら、現在の常態なのである。タバコを吸っている人の肺の写真ばかり撮って見せていないで、自動車等の交通量の多い、都市部に住む、非喫煙者の肺の写真を、撮って見せてほしいものである。
勘の良い人は、もう、わたしの言いたいことは、おおよそ見当が付いていることと思うので、この辺りで擱筆しようと思うが。
そうして、これは、まったくの個人情報になるが、タバコには、むしろ他の重大な疾病を抑える効用が多く報告されていることを、多くの医療関係者の間ではささやかれて居るくらいなのである。
もう、そろそろ、そういう人々に表立って、発言してもらいたいものである。
※過度な喫煙は、もちろん、控えたほうが良いのは、酒と同様であるとわたしは思って
いるが、アル中患者のように、本当に頭が訳が分からなくなってしまうような症状に
は、ニコチン中毒者は決してならない。ニコチンとは、本当に魔訶不思議な成分であ
る。
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