Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春

文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正

エッセイ 分類というもの <小説かエッセイか>

ある外国人作家が、志賀直哉の作品を読み、「彼の作品は、みんなエッセイではないか。」と言ったという話がある。


ブログ村では、エッセイは、小説の中に分類にされているが、さて。


欧米人の思考の通例で、あるものを区分けするというのがある。
いわゆる、分類学というものであるが、例えば、烏賊やタコが悪魔の生き物とされるのも、それらが、分類学上、頭部であるはずのところに、内臓を持つという、けったいな生き物だからである。


こうした分類という方法を、例えば、人間に当てはめた場合は、どうであろうか。これは、下手をすると、単なる、人種差別を助長するだけのものに、なってしまうのではないか。


ただ、そこまで、話を広げなくとも、分類というものは、おおよそところの区分けで良いのではないかと、わたしは思っている。


厳密であるべきなのは、如何に、そのものであるかどうかということなので、それが、どのカテゴリーに当てはまるものなのかどうかは、二の次の問題であるのだろうと思っている。