Toshiのエッセイと詩とおすすめ本と絵などのブログ by車戸都志春

文芸を中心に、エッセイやおすすめ本の紹介文、人物画、写真、現代詩、俳句、短歌などを載せたブログ。by:車戸都志正

閑話休題 モーツァルトチャンネル <スマホアプリ>

スマホで、クラシック音楽の、しかも作曲家を選んで聴くことができるアプリがあったので、興味が湧き、モーツァルトならと、一ヶ月500円也で、聴いてみたことがある。


中には、モーツァルトで聴いたこともないような曲が流れてきたりして、それは良かったのだが、どんな編集方針なのか、30分に一度は、あのK626の「レクイエム」が流れてくる。


前にも、書いたことだが、この「レクイエム」という曲は、当たり前な感受性の持ち主なら、四六時中聴けるような曲ではない。


今、モーツァルトの「レクイエム」が、日本で評判だからと言って、30分に一度は聴かされるのは、本当に感受性がどうかしている人の編集方針ではないかと、疑いたくなってしまったくらいである。そういうこともあって、このアプリは一ヶ月で止めてしまった。


一昔前は、モーツァルトと言えば「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だったのだが、今は、「レクイエム」になりそうな気配である。


悪いこととは、思わないが、何故また、「ジュピター」や「ドン・ジョバンニ」「フィガロ」「魔笛」を差し措いて、そういうことになってしまうのだろうか。


モーツァルトとは、じつに、分かるようで、真底、分からない音楽家であることかと思う。