エッセイ きれぎれ草 37 <自分というもの>
公私ということが、あまり言われなくなった。ある百貨店王が言った言葉がある。
デパートは公共財たれ。
○
実業家たちは、ことばの人ではないから、残されたことばはじつに、少ない。
ある原油調達の達人が言ったことば、油人たれ。と。
○
やはり、公共というものが、言外に含まれている。
○
そもそも、自分などというものは、公共の場では、脇に置いておくのが丁度良い。私というものは、いつでも、出しゃばる用意をしているものだからである。
○
もし、こうした自分の取り扱い方ができない職場や、公共の場だったら、さっさとその場を去った方が良い。そこは、あなたの居るべきところではない。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。