閑話休題 賭け事というモノ
わたしのすぐ上の兄は、賭け事が好きだったが、ギャンブルで身を持ち崩すということはなかった。
わたしには、よく、場外馬券場へ行って馬券を買ってきてくれと言ったものだが、わたしは、そういうところへ出入りすること自体が嫌いで、言下に断ったものだった。
けれども、そういうわたしだが、若い頃、ある期間、パチンコに嵌まっていたことがある。わたしのパチンコの仕方は、恐ろしく、せこく、チビチビしたもので、300円か多くて500円ばかり使って、出なければ、そこで止めていた。
あるとき、その300円で、3万円儲かったことがあった。そのとき、わたしはどう思ったかと言うと、こんなことで人が喜ぶとでも思っているのかと、逆に憤激してしまった。パチンコというギャンブル自体に、腹が立ってしまったのである。
そこで、パチンコはそのまま卒業ということになった。その後、一切、賭け事というモノをしていないし、これからも、やろうという気には、まったくならないと思う。
ただ、あのとき、何故また、パチンコをしていた一定期間を持ったのか、今のわたしからすると、その時のわたしの心持ちの方が、不思議だという気がするのである。
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