閑話休題 漢字あれこれ <禅語など>
日本は、もちろん、漢字文化圏の国だが、漢字を自分たちの良いように、自在に使うについては、本国の中国でさえも、唖然とするほどではなかろうか。
中国語の簡体字なども、わたしは寡聞だが、時代から見ても、日本が漢字の簡略化を行ってから、出てきたものではなかろうか。(間違っていたら訂正しますが。)
また、皆さんご存知のごとく。
日本は、にほんでもにっぽんと読んでも構わない。国名でさえそうで、
他の漢字を挙げれば、早急は、そうきゅうでもさっきゅうでも良い。経緯はけいいでも良いし、いきさつでも良い。
一見、自由であるようだが、特に、禅語や仏教語などになるとそうはいかないので、
例えば、挨拶は、禅語で、あいさつとしか読んではいけないし、
正法眼蔵随聞記も、しょうぼうげんぞうずいもんきとしか、読んではいけない。高等学校で日本史を選択した人は、こうした禅語あるいは仏教がらみの漢字で、ずいぶん苦労した覚えがあるはずである。
はて、それでは、何故また、仏教がらみの漢字は、こうも読みが不自由なのか、知っている人が居たら、教えて欲しいものではあるが。
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