閑話休題 偉人たちの年齢
興味本位に過ぎないが、ゲーテを始め偉人たちの年齢を、少し調べてみた。こういうとき、ネットはまことに便利である。
ゲーテは八十歳で天寿を全う、とばかり思っていたが、八十三歳まで生きていたことに、改めて驚いてしまった。
ともかく、この人の年齢はモーツァルトとベートーヴェンもすっぽり入っていて、確か、八歳頃のゲーテがさらに幼いモーツァルトの演奏を聴いたという逸話が残っているくらいの人で、とても長寿で、しかも死ぬまで健康体であり、当時の天才の観念を変えた人でもあった。カントのような、幼い頃から病弱な人が、天才であると思われていた時代の人でもある。
それで、ナポレオンやバルザックやシェイクスピアなどは、当時の時代で、五十少しで亡くなっているのは、そうだろうと思ったが、今のわたしより全然若い。忸怩たる思いであるが、天才と自分とを並べてはいけないに、決まっている。
また、ボードレールが四十六歳で亡くなっていることも、少々驚いた。詩人としては、わたしには不感症の人だったが、もう少し、生きていた印象があるからである。ヴェルレーヌの五十一歳は、穏当なところであろうか。
それにしても、人の年齢が気になるような歳になったということは、間違いないようである。
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