人について考えるときに、わたしは、この人は自分の軸を持っている人なのかどうかということが、よく気に掛かる。 作家であろうが、芸術家であろうが、会社員であろうが、男であろうが女であろうが、いいのだが、わたし自身の人間観というものを反省してみると、自分なりの軸を持っている人かどうかで、その人の言うこと... 続きをみる
作家のブログ記事
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三島由紀夫はわたしの苦手な作家の一人であるが、三島事件については、確実に言えることがひとつあると考えている。 三島事件は考えるものではなく、感じるものだと。 そうしてその異様な感覚からは、日本人であるならば、誰も逃れられぬものだと。
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「志賀直哉」です。 「マザー・テレサ」とほぼ同時期に描きました。 志賀は、タバコを咥えていますが、何もタバコを咥えている写真だけを選んで、描いたわけではありません。ネットに掲載されている写真では、ほとんどの文化人、漱石、芥川、鴎外、柳田國男、小林秀雄、井伏鱒二などタバコを吸っている写真ばかりが載っ... 続きをみる
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18才の時に描いた「ドストエフスキー」です。 19才にかけて文庫本で出ていたドストエフスキーの本は、ほとんどすべて読み、まるで、別世界に来たかのようでした。 【ほぼ、同時期にモーツァルトの「ジュピター」をエアチェックして、録音したものを聴いて驚愕し、ベームの「ドン・ジョバンニ」全曲版のレコードを、... 続きをみる
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菊池寛は偉人です。何がどのように偉かったか説明に困るような偉人です。文藝春秋という雑誌を創刊し、大衆小説を数多く書いた、実業家と作家を兼ねた人と言えばそれまでなのですが、それだけではどうしても菊池寛という人を掴んだことになりません。およそ、作家と言われる人はその当の人間より、書かれた文章の方が立派... 続きをみる